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2018年3月30日(金)

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  • トランプ大統領は28日、退役軍人省のデビッド・シュルキン長官を解任し、ホワイトハウス付きの医師で、海軍少将のロニー・ジャクソンを後任に据えると語りました。ジャクソン医師は大きな政府機関を統率した経験はありません。米国退役軍人省は連邦政府の中でも2番目に大きな機関で、36万人の職員がいます。シュルキン長官は、昨年欧州訪問の際に、妻の飛行機代に公費を充てたことを始めとする様々な倫理規定違反で非難にさらされていました。しかし本人は、解任された理由は退役軍人省の民営化に反対したためだと語っています。同省は1700ヵ所の病院や診療所を運営しています。退役軍人省の民営化を推進しているのは「米国を憂慮する退役軍人の会」(Concerned Veterans for America)と呼ばれる団体で、資金を提供しているのは保守派の億万長者コーク兄弟です。医療ジャーナリストで受賞経験もあるスザンヌ・ゴードンに話を聞きます。著書Wounds of War: Veterans’ Healthcare in the Era of Privatization(『戦争の傷:民営化の時代の退役軍人医療』)が近日出版予定です。

  • 銃規制要求デモに参加する若者たちは心肺蘇生術の習得に時間を割いたほうが有益だと発言したリック・サントラム元共和党上院議員が、国中の医師たちから非難を浴びています。バンダービルト大学医療センターのユージン・グー医師はツイッターで、「私は外科医なので、銃で撃たれ他人を手術したことがありますが、弾丸が腸を引き裂き、脊髄を通り抜け、腎臓や肝臓をぐちゃぐちゃにしていました。リック・サントラムが子供たちに、つべこべ言わず心肺蘇生術の授業を受けろと言ったのは許しがたい暴言です」と述べました。銃による暴力、トランプ大統領を相手取った訴訟、白人至上主義との闘いを誓ってひざまずいたことから停職になった理由などについて聞きます。

  • 革命的な物理学者スティーヴン・ホーキング博士の生涯と遺産をしのんで、科学界の人々、家族、友人、ファンなどが一同に会する催しが3月30日(土)に開かれます。ホーキング博士は3月14日に英国ケンブリッジの自宅で亡くなりました。享年76でした。ホーキング博士は宇宙の起源について革命的な発見を行い、さらにその理念を科学に詳しくない世界中の何百万人もの人にわかるよう翻訳したことによって、科学者や科学愛好家を何十年にわたり魅了してきました。彼の経歴と生涯そのものが医療の奇跡として世に知れ渡りました。1942年イギリスのオックスフォードに生まれ、21歳の時に通称ルー・ーリック病と呼ばれる神経筋疾患と診断されました。余命はわずか数年と医師に告げられましたが、彼はその後50年以上も生き続け、電動車いすで世界中を旅し、特注のコンピューター音声合成装置で他人とコミュニケーションを取りました。この合成機がアメリカ人アクセントなのが唯一の不満でした。彼はまた、ベトナム戦争やイラク侵攻などアメリカの戦争に反対してきました。ホーキング博士に関する2冊の著書 Stephen Hawking: An Unfettered Mind(『スティーヴン・ホーキング博士:自由な精神』)とStephen Hawking: Quest for a Theory of Everything(『スティーヴン・ホーキング博士:万物の理論への探求』)を執筆したキティ・ファーガソンに話を聞きます。

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