ニューヨーク市のタクシー運転手たちが昨日(2月6日)、前日の午前中に市庁舎前で自殺したハイヤー運転手、ダグラス・シフタ―に敬意を表する祈祷集会(ビジル)を催しました。シフターは自殺の前にフェイスブックに長い文章を投稿し、地元の政治家やウォール街の支援を受けたUber(ウーバー)のようなアプリが自分を破産に追い込んだと非難していました。「ここ14年以上ほぼ毎週100~120時間連続で働いている。1981年に事業を始めた頃は、勤務時間は40~50時間が平均だった。120時間勤務なんてもうこれ以上できない!俺は奴隷じゃないし、奴隷になることを拒否する。(中略)市長や州知事にはUberを贔屓目に見る強い偏見があるようだ。嘘つきで、人をだます、こそどろだと有名な企業なのに」と投稿しています。Uberが大きく影響して、市内で営業するハイヤーの数は過去5年間で2倍になっています。しかし、ハイヤー数の急増により、古くからのタクシー運転手の多くは乗客をなかなか得られず、財政ピンチに陥りました。 ニューヨーク市のタクシー運転手1万9000人を代表する二ューヨーク市タクシー運転手連盟会長で共同創設者のバイラヴィ・デサイに話を聞きます。
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