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2018年10月31日(水)

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  • トランプ大統領は、大統領権限を使って米国の出生地主義による市民権を廃止させることができると主張しています。合衆国憲法修正第14条の歴史について、マーサ・ジョーンズ教授に話を聞きます。修正第14条は「アメリカ合衆国で生まれ、または合衆国に帰化し、かつ合衆国の管轄に服する者は、合衆国の市民であり、かつその居住する州の市民である」と述べています。マーサ・ジョーンズは、Birthright Citizens:A History of Race and Rights in Antebellum America(『出生地主義の市民権:南北戦争後[アンテベラム]のアメリカの人種と人権の歴史』)の著者で、ジョンズホプキンス大学の黒人同窓会・学長教授(Society of Black Alumni Presidential Professor)で歴史学教授です。

  • 30日に公表されたインタビューでトランプ大統領が、自分が合衆国憲法を書き変えて出生地主義市民権制度を廃止すことができると主張したことで、怒りの声が広がっています。ネットニュース『アクシオス』(Axios)のインタビューでトランプは、米国で生まれれば親が米国の市民権をもっていなくても子どもたちには生得的に市民権が与えられてきた出生地主義市民権を廃止する大統領行政命令に署名する計画だと述べました。トランプのコメントに対して、市民権活動グループ、法律専門家、民主・共和両党の政治家らが、激しい批判の声があがっています。中でも米国が出生地主義市民権制度を取っている唯一の国であるという主張は間違っており、実際には、出生地主義市民権は、カナダ、メキシコ、キューバなど、少なくとも30か国で同様の法律が採用されています。米国憲法修正第14条の歴史に関するBirthright Citizens: A History of Race and Rights in Antebellum America(『出生地主義の市民権:南北戦争後[アンテベラム]のアメリカの人種と人権の歴史』)の著者で、ジョンズホプキンス大学の黒人同窓会・学長教授(Society of Black Alumni Presidential Professor)で歴史学教授のマーサ・ジョーンズに話を聞きます。

  • ブラジルでは10月28日の大統領選で、元陸軍大尉で極右のリーダー、ジャイル・ボルソナロが、55%の票を獲得し、左派労働党のフェルナンド・アダジに大勝して大統領に選出された動揺が続いています。ボルソナロが1月に就任する準備を進める中、多くの人々がブラジルのまだ歴史の浅い民主主義は今や危険にさらされていると懸念しています。ボルソナロは、わずか33年前に終結したブラジルのかつての軍事独裁政権を称賛しており、多数の軍人を入閣させると公約しています。サンパウロに拠点を置く独立系メディア「スタジオ・フルクソ」(Studio Fluxo)の創設者兼編集者であるブルーノ・トルトゥラと、ブラウン大学教授でブラジル歴史文化が専門のジェームス・グリーン教授に、この選挙がラテンアメリカ全域にわたる、社会運動、環境、そして民主主義にどのような影響を与えるかについて話を聞きます。

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