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2018年5月23日(水)

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  • 22日、ジョージア、テキサス、アーカンソー、ケンタッキー各州の有権者たちは、数々の主要な予備選挙を決する投票を行い、民主党の女性候補者たちにとって、またしても勝利の夜となりました。ジョージア州では、ステイシー・エイブラムズがアフリカ系アメリカ人女性として米国で初めて主要政党の州知事候補の座を獲得し、歴史を作りました。11月の選挙で勝利すれば、エイブラムズは深南部で再建期(南北戦争後、南部諸州を合衆国に復帰させるためにさまざまな方策がとられた時代)以来初のアフリカ系アメリカ人知事となります。一方、テキサス州ヒューストンでは、ルーペ・バルデスが、ゲイを公言しているラティーナとして主要政党から選出された初のテキサス州知事候補となり、歴史を作りました。ミネソタ州選出の民主党議員で民主党全国委員会副議長のキース・エリスンに話を聞きます。

  • 22日、連邦下院ではめずらしい超党派の取り組みで、2010年の金融規制改革法(ドッド・フランク法)による規制の多くから、たとえ利益が急上昇していても資産が2500億ドル未満の銀行を免除する見直し法案の投票が行われ、258対159の票差で可決されました。ドッド・フランク法は、ウォールストリートの銀行による長年にわたるリスクの高い金融が引き起こした2008年の経済危機後に成立した規制法です。民主党議員33人が、共和党の賛成派議員に加わり、金融規制を後退させるこの法案に賛成票を投じました。大統領の署名を得て成立すれば、米国内で連邦政府の厳格な監督の対象となる銀行は10行未満に減じます。キース・エリスンに話を聞きます。エリソンは、ミネソタ州選出の民主党議員で、初のイスラム教徒の下院議員であり民主党全国委員会(DNC)の副議長でもあります。

  • 米最高裁判所は21日、労働者の権利にとって大きな打撃となる裁決を5対4で下しました。これにより、雇用者は、労働者が連邦労働法違反に集団訴訟で挑戦するために団結することを、仲裁条項を使って禁じることができるようになります。仲裁条項は機密とされる場合が多く、多くの労働者は、雇用主と契約を結ぶ際、必須条項とされている仲裁条項に気づくことなく同意してしまう可能性があります。ルース・ベイダー・ギンスバーグ判事は、判事席からの反対意見読みあげで珍しく公然と不快感を示し、多数派の意見を「言語道断な間違い」と述べ、「最高裁は、本日、労働者が賃金や労働時間に関する提訴を、集団ではなく一人一人で行うことを義務づける条項を含む、有無をいわさぬ、条件を受け入れないなら雇わない、という雇用契約の強要を可能とした。連邦労働法は、そのような労働者の孤立化を許してはいない」と批判しました。ニューヨーク州検事総長室の元労働局長であるテリー・ガーシュテインに話を聞きます。

  • テキサス州の黒人活動家が、自分は「黒人のアイデンティティを主張する過激派」を追跡する米国の秘密監視活動により標的とされ起訴の対象となった初めての人物だと語ります。黒人活動家ラケム・バログンは2017年12月12日、ダラスのアパートへの武装したFBIエージェントたちの急襲で目を覚ましました。その後、6ヶ月近く、保釈の可能性を与えられずに拘留されました。FBIは、彼を「国内テロ」容疑で調査しましたが、その原因のひとつとなったのは、彼がFacebookに載せた警察の残虐性を批判する投稿でした。連邦政府の検事たちが彼を起訴できなかったため、5月初めに釈放されました。6ヶ月近く投獄され5月初めに釈放されたラケム・バログンに話を聞きます。またメディア・ジャスティス・センターの共同創設者兼代表で、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)のベイ・エリアの活動家でもあるマルキア・シリルにも話を聞きます。

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