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2018年5月21日(月)

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  • 米国の学校銃乱射事件に新たな事件が加わりました。テキサス州サンタフェ高校で18日午前(現地時間)、在校生のディミトリオス・パグルチス(17)が校舎内で発砲、生徒8人と教師2人の計10人が死亡しました。事件に使用された銃は、パグルチスの父親が所有していた散弾銃と38口径リボルバーでした。パグルチスは犯行前、事件当日に着た「Born to Kill」(殺すために生まれた)と書かれたTシャツの写真をFacebookに投稿していました。この事件についてコメントしたテキサス州当局者のなかには、人工中絶や暴力ビデオゲームのせいだとして、祈りを呼びかけた役人もいました。全米ライフル協会(NRA)新会長に選出されたオリバー・ノースは、学校での銃乱射事件の原因として薬剤リタリンを非難しています。「テキサス・オブザーバー」(The Texas Observer)のコルテン・パーカーと「テキサス・ガン・センス」(Texas Gun Sense)のエド・スクラッグスに最新情報を聞きます。

  • 死者10人を出したサンタフェ高校の銃乱射事件の犠牲者の一人に、パキスタンからの交換留学生サビカ・シェイフがいます。国務省の交換プログラムに参加し、6月には帰国する予定でした。CNNレポーターのサイード・アフメドは、2012年にスクールバスに乗り込んできたタリバンの銃撃者に頭を撃たれたマララ・ユスフザイと比較し、こう書いています。「二人ともパキスタンの少女だ。パキスタンのアフガニスタン国境付近のスワットで通学途中に武装勢力に撃たれたマララ。彼女は生き延びた。もう一人はテキサス州サンタフェの学校で在校生に撃たれたサビカ。彼女は死んだ。多くの人がこのように彼女の死を悲しんでいますが、マララとの比較で終わってしまうのです」。アフメドはブロガーのアスファンジャル・ビッタニのツイートを紹介しました。「マララとは違って、サビカは来週には忘れられているだろう」。調査報道サイト『インターセプト』のレポーターで、国家安全保障や外交政策、人権に焦点を当てた取材活動を続けるムルタザ・フセインに話を聞きます。

  • 10人が死亡した18日のテキサス州サンタフェでの学校銃乱射の詳細が明らかになるにつれ、よくあるパターンが見えてきました。クラスメートの女性に拒否された白人男性が銃撃するというパターンです。警察発表によると、17歳のディミトリオス・パグルチスは美術の授業に侵入し、発砲しました。犠牲者の一人シャナ・フィッシャー(16)の母親サンディ・ロドリゲスはロサンゼルス・タイムズ紙に対し、「娘はこの少年に4カ月も悩まされていました。しつこく言い寄る彼に何度もノーと言っていました」。ロドリゲスによると、フィッシャーは最近になって、パグルチスに対し毅然とした態度を教室で取ったといいます。「1週間後、彼は気に入らない同級生全員に発泡したのです」。この事件は女性の拒否が動機となった学校銃乱射事件として、ここ数カ月だけで2件目となるとみられます。3月にはメリーランド州グレートミルズ高校で、16歳のジェイリン・ウィリーが元交際相手の17歳のワイアット・ローリンスによって頭を撃たれ、脳死状態になりました。ウィリーはその後、家族の同意のもとで生命維持装置が外され、死亡しました。ジェンダーと政治の交差分野を扱うジャーナリストのソラヤ・チェマリーに話を聞きます。「女性メディアセンター」(Women’s Media Center)のスピーチプロジェクトのディレクターを務めています。

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