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2018年5月18日(金)

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  • 環境保護庁(EPA)が、新たな大スキャンダルに直面しています。米国の水道水が広範囲にわたって化学物質に汚染されていることを詳述した憂慮すべき連邦政府の調査報告を、ホワイトハウスと共謀して握りつぶそうとしたためです。トランプ政権の高官は、この調査の公表は「広報活動の悪夢」を招くだろうと警告しました。この調査で明らかになったのは、テフロン(デュポン社が開発製造するフッ素樹脂)や消火剤の泡の中に一般的に存在する化学物質が、環境保護庁が以前は安全とみなしていた水準であっても人体に有害だということです。ニューヨーク・タイムズ紙が「デュポン社の天敵」と呼ぶ弁護士ロバート・ビロットに話を聞きます。ビロット弁護士はかつて、テフロン加工の工程で使われていた有毒化学薬品で飲料水が汚染されたため被害を受けた人々の代理人をつとめ、デュポン社から賠償を勝ち取ることに成功しました。彼は2017年のライト・ライブリフッド賞の受賞者です。

  • 1971年、米国政府のハイレベル安全保障分析官を務めていたダニエル・エルスバーグは、米国政府のベトナム戦争への関わりを記した最高機密文書ペンタゴン・ペーパーズをニューヨーク・タイムズ紙や他の出版社に漏えいし、ベトナム戦争の終結に重要な役割を果たしました。米国で最も有名な市民的不服従の行動が先日50周年を迎えたことについて、エルスバーグに話を聞きます。1968年5月17日、カトリック教会の神父と活動家たちの一団がベトナム戦争への抗議行動としてメリーランド州ケイトンズビルにある徴兵委員会の事務所に侵入し、378枚の徴兵用書類を盗み出し、駐車場で焼き捨てました。彼らは「ケイトンズビル事件の9人」と呼ばれるようになりました。非暴力の直接行動が社会運動の中で果たしうる役割をエルスバーグが話します。エルスバーグによると、ベトナム戦争を終結させるには「沢山の人々が普通でない行動をすることが頼りだった」と話します。

  • 内部告発者ダニエル・エルスバーグは、1971年に米国のベトナム戦争関与についての情報を漏えいさせたことで有名ですが、その他にも国防総省と大統領府の顧問として核戦争戦略の草案も作成していたことが、著書The Doomsday Machine: Confessions of a Nuclear War Planner『最終兵器:核戦争立案者の告白』)の中で詳細に記されています。サンタクルーズにいる彼に、核戦争、南北朝鮮問題、イランについて話を聞きます。トランプ大統領がイランとの核合意から撤退することは「イランを壊滅させたい頭がおかしい人々を除いては、誰にも何の利益にもならない」と、イスラエル首相ベンジャミン・ネタニヤフとサウジアラビアを引き合いに出しながら、話しました。

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