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2018年5月10日(木)

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  • 5月9日、ワシントンではトランプ大統領がCIA長官に指名したジーナ・ハスペルが、CIAの尋問プログラム再開はしないと発言しました。これは彼女が初の女性CIA長官となるための上院情報委員会の承認公聴会でなされました。しかし、同じ公聴会でハスペルは9・11テロ後の「拷問」を含むCIAの囚人への処遇がモラルに反すると思うかという質問への回答をことごとく避けました。CIAで33年の経験をもつハスペルは、タイにあるCIAの秘密ブラック・サイトの2002年の管理責任者であり、そこでは囚人1人が水責めその他の拷問を受けました。彼女はそのブラック・サイトで撮影された拷問ビデオを密かに破棄した責任者でもありました。少なくとも2人の共和党上院議員、ランド・ポールとジョン・マケインがハスペルの就任に反対を表明、マケインは「彼女が拷問という手法を監督する立場にあったのは憂慮すべきであるのに加え、拷問はモラルに反するとの明言を避ける人間はCIA長官になる資格はない」と発言しています。しかし、ウエストバージニア州選出の民主党上院議員ジョー・マンチンが、ハスペル承認を支持するとすでに発表していることから、ハスペルは承認される可能性があります。調査報道サイト『ジ・インターセプト』の共同創設者で週刊ポッドキャスト『インターセプテット』の司会者でもあるジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

  • イスラエルはシリアにあるイラン軍の施設数十か所を攻撃しました。これは2011年にシリアで始まった闘争以来、イスラエルによる最大規模の攻撃となりました。今回の空爆前日には、イスラエルは同国が1967年以来占拠するシリアのゴラン高原に配置されたイスラエル軍に対して、シリア国内に配置されたイラン軍がミサイル20発を発射したと非難しました。本日の放送の後半はシリアでの戦争について、シリア出身のジャーナリストとニューヨークを拠点とするアーティストに話を伺います。彼らは、数年来一緒に仕事をしてきました。マルワン・ヒシャム記者はシリアのラッカ出身のシリア人ジャーナリストで、現在はトルコに亡命しており、トルコを拠点に活動しています。彼はは2011年に行われた、バシャール・アル=アサド大統領反対の当初のデモに参加してからジャーナリストになりました。ヒシャムの新作は、賞にも輝くアーティストで挿絵も担当したモリー・クラブアップルが共著者です。二人がコラボレーションを始めた2014年には、ヒシャムはまだ自称イスラム国(ISIS)占領下にあったラッカに住んでいました。ヒシャムはISIS統治下の生活を写真に撮りクラブアップルに送信、彼女がそれをイラストにしました。二人の共著はBrothers of the Gun: A Memoir of the Syrian War(『銃を手にした兄弟--シリア戦争回想録』)というタイトルで、来週発売予定です。

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