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2017年12月21日(木)

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  • 米議会が租税法を大幅に改定する法案を通過させたことは、米史上最大級の低所得層から富裕層へ富の移行が行われる可能性があります。しかし、それ以外にもその場しのぎの予算案で、幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置(DACA)プログラムの対象者に法的地位を認める「DREAM法」と呼ばれる法案を含まない交渉も進んでいます。12月20日には、DACA対象者7人と支持者1人が、拘置所で6日間ハンストで抗議した後、釈放されたばかりでした。この8人は15日、民主党議員の事務所前で、予算案に国境の壁建設予算または国境警備強化予算を含める譲歩をすることなくDREAM法案を折り込むまでは「反対」票を投じるよう求めて非暴力的座り込みを行っていたときに逮捕されました。今回釈放されたばかりの8人の活動家の1人エリカ・アンディオーラに話を聞きます。アンディオーラは移民保護活動家としても全米で知られており、バーニー・サンダース上院議員のスポークスパーソンも務め、その移民政策づくりにも貢献しました。アンディオーラは「わたしたちの革命」(Our Revolution)の政治部長です。アンディオーラはアリゾナ育ちのDACA対象者で、2013年に彼女の家に手入れが入った際には母と兄弟が連行されました。

  • メキシコでジャーナリストが直面する危険と、その1人に対する米国の対応についてみていきます。今週、メキシコ人ジャーナリスト、グマロ・ペレス・アングイナルドが南部ベラクルス州で暗殺され、今年メキシコで殺害された12人目のジャーナリストとなりました。「国境なき記者団」(Reporters Without Borders」は今回の殺害で、メキシコはシリアに並ぶ最も記者の殺害数が多い国だと発表しています。本日は拘置所からの独占電話インタビューで、メキシコ出身のジャーナリスト、エミリオ・グティエレス=ソトに話を聞きます。テキサス州エルパソの勾留センターに勾留中のグティエレスは、メキシコへの国外退去処分を阻止しようと試みています。彼はメキシコ軍内の汚職疑惑について記事を書いたことで殺害予告を受け、2008年に米国に亡命を求めました。その際グティエレスは拘束されましたが、亡命嘆願の控訴結果が出るまでは解放されていました。しかし、トランプ政権は先週、賞に輝くジャーナリストであるグティエレスに対し亡命を拒否しました。弁護を務めるエドゥアルド・ベケットにも話を聞きます。

  • 米国自由人権協会(ACLU)テキサス支部と調査報道サイト「ジ・インターセプト」が行った新たな調査で、テキサス州警察が実質的に国外退去処分手続を行っているというショッキングな事実が明らかになりました。一般公開されているテキサス・ハイウェイ・パトロールによる交通違反取締まり記録を詳細に調査したところ、ACLUテキサス支部は、同州の公安課が事実上、機械的に大勢を国外退去処分にしている事実を発見しました。州警察は軽度の交通違反で運転手を停車させ、免許証を提示できない場合、拘束して国境警備隊に引き渡しています。DPSダッシュボード・カメラで撮影されたビデオ数件には、移民が軽度の交通違反で拘束され、後に国境警備隊に連行されるの様子が映されていました。ACLUテキサス支部の調査報道記者デビー・ネイサンに話を聞きます。

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