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2017年9月7日(木)

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  • 歴史的規模でカテゴリー5の超大型ハリケーン「イルマ」は急速に大西洋を横切り米国湾岸に向かっています。カリブ海諸島では少なくとも10人が死亡しました。「イルマ」は大西洋上のハリケーンとしては観測史上最強のものとなっています。バービュダ島では9割の建造物が破壊され、ガストン・ブラウン首相は、同島は「事実上、居住不可能」だと宣言しました。米国では、第4位の都市であるヒューストンが米国史上最大級のハリケーン「ハービー」の災害から再建を始めようとしているところです。米国の太平洋岸北西部では広範囲に火事が広がっており、オレゴン、モンタナ、ワシントン州の数十万エイカーで山火事が発生、制御がきかない状態です。気候変動および極端な気象について、環境保護団体350.org共同創設者のビル・マッキベンに、バーモントの自宅より話を聞きます。マッキベンはEaarth: Making a Life on a Tough New Planet(『アアス(地球):過酷な新惑星で生き抜くために』)を含む複数の著書があります。

  • 韓国は北朝鮮が9月9日に再度、大陸間弾道ミサイルを試験発射すると見ています。北朝鮮は3日にも、これまでで最大規模の核実験を行なったばかりです。地下で行われた3日の核爆発は、米国が1945年に広島に投下し7万5000人が犠牲となったの原爆の数倍の威力がありました。この核実験は、朝鮮半島での米国と韓国の共同軍事演習が終了した時期に行われました。北朝鮮は以前から、毎年数万人の軍人が参加して行われるこの演習に異議を唱えてきました。6日、韓国の星州群では「戦域高高度防衛ミサイル」(THAAD)発射装置を増強配備することに反対する数百人のデモ参加者が警察と衝突しました。徹夜となったにらみ合いで、デモ隊の野営地や道路閉鎖を警察が強制的に撤去しようとし、デモ参加者数十人が負傷しました。高まる緊張と武装化反対の動きについて、THADD設置反対運動がおこった韓国の慶尚北道星州群より帰国したばかりのウォル=サン・リムに話を聞きます。また、調査報道ジャーナリストでSpies for Hire: The Secret World of Outsourced Intelligence(『雇われるスパイ--外部委託される諜報活動の知られざる世界』)を執筆したティム・ショーロック記者にも話を聞きます。ネイション誌に掲載された彼の最新記事は、”Diplomacy with North Korea Has Worked Before, and Can Work Again”(「北朝鮮との外交交渉は今までも効果を上げきた、これからも効果的であるはずだ」)というタイトルです。

  • アントニオ・グテーレス国連事務総長は、ビルマ(現ミャンマー)軍のイスラム系ロヒンギャ族に対する軍事活動が、民族浄化レベルに達する瀬戸際にあると警告しました。長期に渡り迫害されてきたビルマの少数民族であるロヒンギャ族への暴力は引き続き行われており、国連によれば軍事作戦が開始されてから12日間で、およそ15万人のロヒンギャ族が、仏教徒が多数を占めるビルマから隣国のバングラデシュに避難したということです。今週は更に毎日1万5000人が脱出すると見られています。擁護者によれば、最近でも女性や子どもを含む約800人ものロヒンギャ市民が殺害されたということです。「英国のビルマ・ロヒンギャ協会」(Burmese Rohingya Organisation in the U.K.)のトゥン・キン会長に話を聞きます。キン会長はブルマのアラカン州で生まれ育ちました。1982年ビルマで新たな国籍法が制定されたため、キン会長を含むロヒンギャ族100万人は事実上、無国籍となりました。ヒューマン・ライツ・ウォッチのアジア地区部で、フェローとしてビルマを担当するリチャード・ウィアにも話を聞きます。

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