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2017年3月7日(火)

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  • ドナルド・トランプ大統領は、すべての難民およびイスラムが主流派を占める6ヵ国の人々の米国への入国を一時的に禁止する新たな大統領令に署名しました。1月の、トランプによる、結局は失敗に終わった入国禁止令の大々的な発表とは対照的に、3月6日の署名は明らかに、はるかに地味なイベントとなりました。トランプによるこの大統領令への署名は公開されませれず、レックス・ティラーソン国務長官が、事後に詳細を説明しました。新たな禁止令はシリア、スーダン、イラン、ソマリア、リビア、イエメンからの人々に適用されますが、最初の禁止令とは違い、イラクからの人々は対象ではありません。トランプの最初のイスラム入国禁止令は2月、大規模な全米での抗議運動のさなか裁判所によって無効とされました。新たな大統領令は、最初の禁止令とは違い、グリーンカード(永住権)またはビザをすでに持っている人々には適用されません。移民と人権の擁護者たちは、新たな禁止令も引き続きイスラム教徒を差別するものであり、彼らが以前の禁止令で問題視していたいくつかの問題は解決されていないと言っています。「ブレナン公正センター」(Brennan Center for Justice)の自由と国家安全保障プログラムの共同代表であるフェイザ・ペタルにさらに詳しく話を聞きます。

  • 下院共和党議員たちは、オバマケアとして知られる医療保険制度改革法の大部分を廃止する法案をやっと発表しました。廃止の対象には貧困層のためのメディケイド(低所得者向け医療補助制度)の拡張も含まれます。この法案には、最高経営責任者に年間50万ドル以上の給料を出しているような保険会社への大規模な減税が含まれています。また、「米国家族計画連盟」(Planned Parenthood)への資金援助を停止し、中絶の保険適用もなくします。共和党の法案は、持病を持つ人々を保険会社がカバーするというオバマケアの必須要件は維持しています。しかし、これを可能にする歳入を生み出すシステムである、米住民すべてが医療保険に加入するか、罰金を払うことを義務付けた個人加入義務は廃止します。ドナルド・トランプ大統領と共和党議員たちは繰り返し、オバマケアを廃止し代替案を出すと公約してきました。しかし、彼らの取り組みは、内輪での分裂と、全米中のタウンホール・ミーティング(政治家と市民との対話集会)での有権者からの継続的な抗議に直面してきました。ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院の教授であるジョン・マクドノーに、さらに詳しく話を聞きます。彼は、2006年のマサチューセッツ州の医療改革法可決に重要な役割を果たした「マサチューセッツ州の全市民ための医療保険」(Health Care for All in Massachusetts)の元代表です。

  • 米連邦最高裁判所は画期的なトランスジェンダー関連訴訟を下級裁判所に戻すことを発表し、トランスジェンダーの権利運動は一歩後退しました。この訴訟はバージニア州のトランスジェンダーの高校生ギャビン・グリムによって起こされたものです。彼は、他の生徒が誰も使うことを求められなかった単独の個室トイレを使うよう彼に強要した方針をめぐり、彼の地元の学区を訴えました。最高裁は経った一文の判決の中で、控訴裁判所によるグリムに有利な判決を無効にしました。この判決の2週間前、トランプ大統領は、トランスジェンダーの生徒たちが彼らが自認する性別に合ったトイレを使えるよう公立学校に求めたオバマ大統領による通達を撤回していました。ギャビン・グリムとアメリカ自由人権協会の弁護士チェース・ストランジオに話を聞きます。

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