« 前  

2017年11月15日(水)

  次 »
  • 国連気候会議が開かれているドイツのボンから放送です。石油、石炭、天然ガス、原発への抗議行動を見ていきます。インドの活動家たちは、インド南部のタミル・ナードゥ州にあるインド最大の原子力発電所クダンクラムに反対し抗議デモを行なっています。一方、ボンで気候変動会議と同時期に開催中の業界の年次定例会議で、欧州投資銀行のプレゼンテーションを妨害した活動家たちもいます。これは、TAPという名で知られる、ギリシャとトルコの国境からアドリア海の海底を通りイタリアに達する「アドリア海横断(Trans Adriatic)」パイプライン建設計画への抗議行動でした。別の活動家たちは、15日、気候変動会議で演説を行うドイツのアンゲラ・メルケル首相を特別な趣向で歓迎しようと準備中です。

  • ドイツのボンで開かれているCOP23(国連気候変動会議)からの報告です。デモクラシー・ナウ!は欧州最大の露天掘り炭鉱ハンバッハの封鎖地点に来ています。活動家たちの話では、この炭鉱で掘られているリグナイト、別名「茶色の石炭」は極めて汚い部類の石炭で、燃焼時に排出される二酸化炭素の量は、あらゆる石炭の中でも最大です。活動家たちは5年以上に亘って、この炭鉱の閉鎖、そして残っている森林が炭鉱プロジェクト拡大のためにこれ以上、伐採されないよう闘っています。原生林のうち、いま残っているのは、僅か10%にすぎません。

  • ボンで開催中の今年の国連気候変動会議は、締結に4年を要した2015年の画期的なパリ協定からの米国の離脱をトランプ大統領が表明してから、初の気候変動会議にあたります。デモクラシー・ナウ!は、トランプの気候変動顧問で、ホワイトハウスの国際エネルギー・環境問題担当特別補佐官のデイビッド・バンクスに、気候変動に関しての彼の見解、そして気候変動の誘発に人類が果たしている役割についてトランプ政権が取っている姿勢について聞きました。トランプ政権は、前日の14日、COP23に公式デビューし、石炭、天然ガス、原発を推進するフォーラムを開きました。このフォーラムの講演者の顔ぶれには石炭企業ピーボディー・エネルギー社の他、原子力エンジニアリングと天然ガス輸出企業に所属する人物たちもはいっていました。

  • 世界の半数以上の科学者が、化石燃料の採掘の加速ではなく削減が必要だと説いていますが、COP23で国際エネルギー機関は、米国の原油生産は今後、異例の率で拡大するとの予測を出しました。一方、1万5千人で構成される科学者グループは、人類に対する「2度目の警告」を緊急発表しました。科学者グループの「最初の警告」は25年前、世界に向け気候変動への警鐘を鳴らしました。今回の報告書の共著者であり、世界有数の気候変動科学者であるケビン・アンダーソンと話します。アンダーソンは、ティンダル気候変動研究センターの副所長で、英国マンチェスター大学のエネルギーと気候変動研究の教授です。報告のタイトルは「気候は欧州のガス中毒に耐えられるか?」(“Can the Climate Afford Europe’s Gas Addiction?”)です。

Syndicate content