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2017年4月19日(水)

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  • 2013年、スティーブン・オディアーセは、ブロンクスで15歳のフアン・ペレスを射殺したとして有罪判決を受けました。31歳だったオディアーセは、唯一の目撃者による証言で有罪とされましたが、証人は事件当時、酩酊状態だったと認めました。オディアーセは、仮釈放の許可が可能となるまでの最短収監期間が25年の無期判決を受けました。オディアーセの妹、カリーマ・トルースデールはその後、兄の無実を証明するため活動を開始します。事件の現場をくまなく調べ、銃撃を目撃したと言う女性をついに発見することができました。何よりも衝撃的だったのは、この女性が殺人事件の直後、刑事と話をし、銃撃した人物はオディアーセの人相や風体と合わないと述べていたことでした。しかし、スティーブン・オディアーセの弁護士に提出された警察の報告書には、この目撃者ついての言及は皆無でした。改ざんされた警察報告書の謎について、スティーブン・オディアーセの弁護士の一人、ジョナサン・エデルスタインと、ニューヨーカー誌専属記者のジェニファー・ゴナマンに詳しく聞きます。ゴナマンは最新記事として、"A Woman's Quest to Prove Her Brother's Innocence Leads to a Discovery"(「兄の無実を証明しようとした女性が見つけた事実」)を発表しています。

  • マサチューセッツ州検察は18日、2万1587件の違法薬物事件を棄却すると発表しました。これだけの数の有罪判決が一度に棄却されたのは米国史上はじめてです。いずれの事件も、1人の元州化学分析官が提供した証拠または証言に基づいて訴追されましたが、この化学分析官は、検査結果を捏造したり、検査を行なわずに、違法薬物と特定されたという証拠を提出したと認めています。アニー・ドゥーカンはボストンの州立法医学研究施設で働いていた9年間に証拠を改ざんしていたとして、2013年に有罪を認めました。その間、数千人の人々が、ドゥーカンの偽の証拠に基づき、有罪判決を受けました。アメリカ自由人権協会(ACLU)のマサチューセッツ州法務顧問のマシュー・シーガル、「癒やしとしての司法を求める家族たち」(Families for Justice as Healing)のマロリー・ハノラ、2009年に逮捕されアニー・ドゥーカンが手がけた証拠に基づき麻薬取引罪で5年間服役したティモシー・テイラーに話を聞きます。

  • マサチューセッツ州では、証拠の化学分析をめぐる大規模スキャンダルで、数万人の人生に影響が及びました。元州化学分析官のアニー・ドゥーカンが、検査をせずに証拠は違法薬物だと虚偽の証言をしていたのです。ティモシー・テイラーも被害者の一人です。テイラーは2009年に逮捕され、麻薬取引の罪で5年にわたって服役しました。テイラーの事件でも、証拠を処理したのは、アニー・ドゥーカンでした。ティモシー・テイラーに詳しく聞きます。

  • カリフォルニア州バークレーでは15日、競合して開かれた白人ナショナリストのトランプ支持者と反ファシストの抗議者の集会との間で乱闘がおき、少なくとも20人が逮捕されました。当日、撮影された写真には、ナチスのの敬礼のポーズを取ったトランプ支持者も写っています。警察によると、この衝突で少なくとも1人が刺され、さらに数人が負傷しました。知名度のある白人至上主義者が、反ファシストの若い活動家女性、ルイーズ・ロゼルマの顔を殴っている映像も録画されています。殴っているのは、元海兵隊兵士のネーソン・ドミゴで、「アイデンティティ・ヨーロッパ」と呼ばれる白人至上主義者団体の設立者です。受賞歴もある記者のシェーン・バウアーに詳しく聞きます。バウアーは最新記事として、"I Went Behind the Front Lines with the Far-Right Agitators Who Invaded Berkeley"(「バークレーに侵入した極右扇動家たち 戦線を超えた潜入ルポ」)を発表しています。

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