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2016年12月28日(水)

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  • ドナルド・トランプは大統領就任初日から憲法違反に陥るのでは?憲法の主要な専門家の中にはそう見ている人たちがいます。憲法は公職者が「いかなる国王、君主、外国からも贈答品、報酬、要職、称号を一切」受け取ることを禁止しています。法律専門家達は、トランプの多くの事業がすでに大統領職当選で利益を得ていると指摘しています。例えば、クウェートは最近、建国記念日の式典会場をジョージタウンのフォーシーズンズ・ホテルからトランプ・インターナショナル・ホテルに変更しました。ニュースサイト「シンクプログレス(Think Progress)によると、クウェートはトランプ陣営から式場の場を移すよう政治的な圧力を受けたということです。トランプのホテルでイベントを行うよう声をかけられた外交使節は他にもあると報じられています。トランプとその一族は、アルゼンチン、ブラジル、グルジア、インド、アイルランド、日本、フィリピン、トルコで事業を所有しプロジェクトを行っています。さらに、トランプの事業はドイツ銀行、UBS 、中国銀行など外国の銀行から何億ドルもの金額を借りています。ミネソタ大学の会社法教授で、2005 年 2 月から 2007 年 7 月まで、ジョージ・W・ブッシュ大統領ホワイトハウス主席倫理弁護士を務めたリチャード・ぺインターに話を聞きます。

  • ノースカロライナ州で出された新しい報告書によると、同州の民主主義的な機構には欠陥が多く、もはや民主主義が機能しているとみなさないとされました。「選挙における清廉性プロジェクト(EIP)」が作成したこの報告書は、極端なゲリマンダー、非白人種居住地域での投票者に対する抑圧、最近起きた次期知事に就任予定のロイ・クーパー知事からの共和党による権力剥奪を指摘しています。EIP が、ノースカロライナ州に対してつけた「選挙における清廉性」の点数は、 100 点満点中58 点でした。これはキューバやシエラレオネ、インドネシアの点数に匹敵します。ノースカロライナ大学チャペル・ヒル校の政治学教授アンドリュー・レイノルズから話を聞きます。レイノルズは「選挙における清廉性プロジェクト」の創立者の一人です。

  • 10 年前の今週、2006 年 12 月 30 日に、イラクの元独裁者サダム・フセインが処刑されました。サダム政権は 2003 年、米国による侵攻開始後まもなく崩壊しました。ジョージ・W・ブッシュ米大統領は、フセインが大量破壊兵器を蓄積し、アルカイーダと連携しているとして侵攻を開始しましたが、この前提は事実に反していました。侵攻によりイラクおよび周辺地域は安定を失い、100 万人以上が死亡しました。イラクとシリアでの戦闘はいまも続いています。イラクに関してこれまで語られたことのない観点で書かれた、衝撃的な新刊本が発売になりました。著者は 13 年前のサダム・フセイン逮捕後に尋問を行った CIA のアナリスト、ジョン・ニクソンです。ニクソンは、米国侵攻時点で CIA が知っているつもりでいたサダム・フセインに関する情報の多くは間違っていたことを明らかにしています。尋問中にフセインは、 小説執筆に集中することができるよう、2003 年までには自身の権限の大半を側近者に譲っていたことを明らかにしました。大量破壊兵器計画はありませんでした。さらにサダム・フセインはアルカイーダやその他、ワッハーブ派の教義に感化されたイスラム主義グループに対して徹底して批判的でした。また尋問の際、フセインはイラクに関して米国に警告を発しました。「あなた方は失敗するだろう。イラクの統治はそんなに簡単でないことがわかるだろう。イラクのことばも歴史も知らず、アラブの心を理解していない。だから、イラクで失敗するだろう」と。元 CIA アナリストで新刊書Debriefing the President: The Interrogation of Saddam Hussein(『大統領への結果報告:サダム・フセインの尋問』)の著者ジョン・ニクソンがゲストです。

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