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2016年6月27日(月)

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  • 英国では欧州連合(EU)離脱が国民投票で選ばれたことを受け、危機が拡大しています。デイビッド・キャメロン首相は辞意を表明しました。労働党のジェレミー・コービン党首は、シャドー・キャビネット(野党の設ける想定内閣)のメンバー十数人が辞任または解任される中、党内の政変の可能性に直面しています。スコットランドはEUにとどまるために必要なあらゆる措置を取ることを表明しました。それはスコットランド独立を問う国民投票の再度実施を含みます。一方、米国のジョン・ケリー国務長官は、ブレグジット選択で走った政治的・経済的な激震について話し合うため、ブリュッセルとロンドンに向かっています。いったい何が起こっているのでしょうか。BBCとチャンネル4で働くベテラン英国人ジャーナリスト、ポール・メイソンに話を聞きます。メイソンは、近著にPostcapitalism: A Guide to Our Future(『ポスト資本主義:未来へのガイドブック』)があります。

  • 英国の国民投票でEU離脱が選ばれたのを受け、世界の株式市場では株価が急落しています。24日の世界の証券市場では2兆ドル超が市場から失われる結果となり、一日の下落幅では過去最大となりました。為替市場では27日朝、英ポンドが31年ぶりの安値を記録しました。共和党大統領候補のドナルド・トランプは24日、スコットランドの「トランプ・ターンベリー・ゴルフコース」でブレグジットを歓迎すると発言、「ポンドが下がればターンベリーに来る人が増える」と述べました。

  • シェーン・バウアーは米国人ハイカーとしてイランで収監され、2009年から2011年までの2年近くを監獄で過ごしました。そのバウアーが昨年、監獄に戻りました。ルイジアナ州の民間刑務所をジャーナリストとして潜入取材したのです。バウアーはマザー・ジョーンズ誌に掲載された衝撃的な記事の中で、ルイジアナ州の「ウィン矯正施設」(Winn Correctional Facility)に警備員として潜入した4カ月を紹介しています。同施設は全米で最も早くから民間運営されている中級警備の刑務所で、人口10万人に対して受刑者800人以上という世界最高の受刑率を持つルイジアナ州にあります。バウアーが調査した当時のウィン矯正施設は、全米第2の民間刑務所事業者である「コレクションズ・コーポレーション・オブ・アメリカ」(Corrections Corporation of America)によって運営されていました。バウアーの報告は、収監者間の暴力、受刑者が重病になった時でさえも医学的・精神的ケアを十分に行わない状況、管理不行き届き、職員の訓練不足など、営利目的の刑務所産業のこれまで知られていなかった側面に光を当てるものとなります。

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