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2016年6月24日(金)

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  • 英国が国民投票で43年にわたる欧州連合(EU)加盟からの離脱を決めたニュースは、世界を驚かせました。「残留」運動を主導したデイビッド・キャメロン首相は国民投票の結果を受け、10月までに辞任すると述べました。「ブレグジット」(Brexit)と呼ばれる国民投票で、離脱支持が52%の票を獲得し、英国は27カ国からなる連合を離脱する初めての大国となります。マルティン・シュルツEU議長は、ユーロ圏とポンドを守るための話し合いを加盟国に呼びかけました。ロンドンから、英国の次のステップを検証するため、離脱派と残留派の双方からゲストを迎えます。離脱派からは「社会主義労働者党」党員で、「左派による離脱推進キャンペーン」(Lexit)のスポークスパーソンを務めるジョセフ・チユーナラ、残留派からは「グローバル・ジャスティス・ナウ」のアレックス・シュライブナー政策担当に話を聞きます。シュライブナーは左派による「もうひとつのヨーロッパは可能だ」(Another Europe is Possible)と共に残留運動を行いました。

  • 米国の移民の権利運動は大きな痛手を負うこととなりました。500万人に上る在留資格のない移民の強制送還を免除するオバマ大統領の計画が、連邦最高裁の意見が同数で分かれたことにより阻止されたのです。最高裁は23日、4-4制度(最高裁判所の決定が4対4に割れた場合、下級裁判所の判断を支持する制度)に基づき、オバマ大統領が越権行為をしたとする下級裁判所の判断を支持しました。この訴訟は、オバマ政権のDAPA(市民権または永住権保持者の両親に対する処置据え置き)プログラムに対するもので、このプログラムが認められれば、市民権を持つ移民や永住権を持つ子どもたちなど数百万人が強制送還から守られるはずでした。この裁定はまた、オバマ大統領が試みるDACAプログラムの延長にも影響を与えます。DACAは2012年以降、子供の時に親に連れられて米国に入国し滞在している若者を保護してきた措置です。この最高裁裁定は、2016年大統領選における移民の役割をさらに大きくするとみられます。「メキシコ系アメリカ人法的擁護・教育基金」代表のトーマス・サエンツに話を聞きます。サエンツは最高裁で移民問題について議論した弁護士4人のうちの1人です。

  • 市民権をもつ移民や永住資格を持つ子どもたち数百万人を強制送還から守ることを目的としたオバマ大統領のDAPAプログラムに関して、連邦最高裁の意見が同数で分かれました。在留資格を持たない活動家マル・モーラ・ビリャルパンドと、市民権を持つ娘のジョセフィーナ・モーラに話を聞きます。オバマ大統領に強制送還をやめさせ、移民制度改革に再び取り組ませるために「在留資格を持たない人たちは、この裁定に対する失望を怒りに変えなければいけません」とジョセフィーナ・モーラは言います。

  • 米最高裁判所は23日、フィッシャー対テキサス大学の訴訟について、テキサス大学オースティン校が採用する人種に考慮した入学選考方法は、米国憲法の平等条項に基づき合法であるとした第5巡回控訴裁判所の判断を支持しました。「措置をなくしても、あたかも適切に学生を評価しているようにふるまえるというのはまったく違います」と「メキシコ系アメリカ人法的擁護・教育基金」弁護士のトーマス・サエンツは言います。同基金は、人種を考慮する入学選考方法を支持する20を超すラティーノ権利擁護団体のために、法廷助言書を提出しました。「事実、人種やジェンダー、出身の違いはいまだに重要です」とサエンツは言います。「なぜならそれらは機会や経験を方向付けるものであり、したがって、高等教育における可能性をも方向付けるからです」。

  • ボルティモアのフレディ・グレイ殺害事件で訴追されていた警官の1人が全ての罪状について無罪となりました。無罪は二人目です。同警官はフレディ・グレイを逮捕した際の役割で訴追されていました。フレディ・グレイは昨年、逮捕され、護送車で移送中に脊髄損傷で死亡しています。護送車を運転していたシーザー・グッドソン・ジュニア巡査は、悪意のある第2級殺人に3つの過失致死罪が追加され、関与した警官の中で最も重い罪に問われていました。検察側は、グッドソンが移送の際に安全性を欠いた「乱暴運転」をしたこと、医者を呼ぶべきだったことを主張しました。メリーランド大学法学部教授ダグ・コルバートに聞きます。コルバートは「公判前の司法アクセス相談所」(the Access to Justice pretrial clinic)責任者で「弁護士による保釈プロジェクト」(the Lawyers at Bail Project)創設者です。市長候補であるボルティモア緑の党のジョシュア・ハリスにも話を聞きます。

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