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2016年2月18日(木)

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  • コンピュータ業界の雄アップル社が、サンバーナディーノ乱射事件の犯人の一人が所有していたiPhoneの個人情報を抜き出せるようにしろというFBIの協力要請を退け、裁判所の命令にも抵抗すると発表したことで、プライバシーとネットの暗号化をめぐる大論争がおこっています。連邦検事は18世紀の法令を持ち出して、サイード・リズワン・ファルークの携帯ロック機能の解除に協力せよとアップル社に強いる裁判所命令を要請しました。2015年12月、ファルークは妻とともにサンバーナディーノで14人を殺害、22人を負傷させました。2月16日、アップル社のティム・クック最高経営責任者(CEO)は顧客への公開書簡で、裁判所命令に争う同社の方針を発表。「これまで当社は法律の範囲で許される、できるだけの協力をしてきました。しかし米政府が今回要求しているものは、いま我々の手元にはなく、造りだすのは危険すぎると我々は判断しています。iPhoneにバックドア(裏口)を作れと政府はいうのです」米自由人権協会(ACLU)「国家安全保障プロジェクト」(National Security Project)専任弁護士のアレックス・アブドに話を聞きます。

  • 2月になって、米国防総省は200枚近い米軍関係者によるイラクとアフガニスタンでの囚人虐待関連の写真を公開しました。しかし、いまだ公開を拒否している写真は1800枚に上ります。米自由人権協会(ACLU)は、ブッシュ政権の拷問プログラムに関連する写真の公開を求め、12年近く闘いつづけてきました。今回、公開された写真の中には、打撲傷のあざや、創傷を負った身体部分のクローズアップや、目隠しをされ縛られた囚人の姿などがありました。公開されなかった写真には、更に酷いものが写っているとみられています。ACLUの弁護士アレックス・アブドに話を聞きます。

  • ユタ州では、連邦政府による石油と天然ガス採掘権の入札会場で、100人以上の抗議者が自然発生的に合唱をはじめて進行を妨げ、ついには強制退去させられる事件が起こりました。作家で活動家のテリー・テンペスト・ウィリアムズは入札者19番として登録し、1750エーカー土地の採掘権を落札し、この土地からの化石燃料採掘を阻止しました。土地管理局職員から、「エネルギー開発のための正当な入札ですか」と確認されたテンペスト・ウィリアムズは、「エネルギーの定義は色々あります。私たちのエネルギー開発は、運動にエネルギーを与えることなのです」と答えました。ソルトレークシティーより、テリー・テンペスト・ウィリアムズに話を聞きます。

  • サウスダコタ州はもうじき、トランスジェンダーの学生が自己のジェンダー認識に合わせたトイレの使用を禁止する最初の州となる可能性があります。2月16日、サウスダコタ州議会上院は、公立学校で生徒が利用するトイレや更衣室は「生物的な性別が同じ生徒だけが使用するものとする」ことを義務付ける法案を通過させました。同法案は「生物的な性別」を「その人物の染色体および誕生時の生体的構造によって決定される、男性または女性という生理的状態」 と定義しています。この法案提案者は生徒の保護が目的だとしていますが、米自由人権協会(ACLU)を含む反対派は、それでなくてもいじめ被害にあう可能 性の高いトランスジェンダーの子どもを、排斥するものだとしています。ACLUの専任弁護士チェイス・ストレンジオに話を聞きます。チェイスが先日、サウ スダコタ州議員らに送った書簡には、「私が現在、サウスダコタの学校に通っていたら、成人まで生き残る可能性は低いでしょう」とも記されています。

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