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2016年2月12日(金)

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  • 9日のニューハンプシャー州の民主党予備選でバーモント州選出の上院議員バーニー・サンダース候補が元国務長官ヒラリー・クリントン候補に対して圧倒的な勝利をおさめた後、最初のものとなる候補者討論会が11日夜に開かれ、両候補が激突しました。この論争を通じて両者の主張の違いが、外交政策や提案する政策の財源見通しから選挙資金改革に至るまで、ありとあらゆる項目において鮮明になりました。この討論会をめぐって2人のゲストに聞きます。著名な経済学者でコロンビア大学地球研究所長を務めるジェフリー・サックスは、シリア停戦の交渉に一役買ったというクリントン候補の主張に対し、「彼女はCIAを中心とした他国の政権すげ替え(レジーム・チェンジ)の試みを支援してきました。それが、あの地における大量虐殺を招いたのです」と語ります。サックスは『ハフィントン・ポスト』に寄稿した最新の記事は、"Hillary is the Candidate of the War Machine"(ヒラリーは軍事機構が担ぐ候補)という見出しです。国内問題に関しても、クリントンは「基本的に、現状を維持すればそれでよしという主張だ」とサックスは言います。一方、ニューヨーク州選出の下院議員で連邦議会黒人議員団の政治活動委員会(CBC PAC)委員長グレゴリー・ミークスは、クリントン候補への支持を表明したばかりで、サンダース候補が約束する変革は実現不可だと語ります。「夢ばかり語って、それを実現する具体的な方法を提示しないような候補は、アメリカ国民を誤った方向に導くことになります」。

  • 11日の民主党討論会でバーニー・サンダース候補は、ヒラリー・クリントン候補が先週のニューハンプシャー州予備選でヘンリー・キッシンジャー元国務長官を賞賛したことを追及しました。「彼女はヘンリー・キッシンジャーからお墨付きをもらったというか支持を得たこと、教えを受けたことについて話しました。これは、驚くべき発言だと思います。私の認識では、ヘンリー・キッシンジャーは米国の近代史上で最も有害な国務長官のひとりです・・・・・・私はむしろ、ヘンリー・キッシンジャーの仲間ではないことに誇りをもっています。キッシンジャーから助言を頂くようなことはありません」。クリントン候補はこれに対して、サンダース候補は外交政策で誰を顧問にするのかとの問いに答えられなかったことを指摘しました。これにサンダース候補は、「ヘンリー・キッシンジャーではないことだけは確かですね」と切り返しました。この点について、"Hillary is the Candidate of the War Machine”(ヒラリーは軍事機構が担ぐ候補)という記事を書いた経済学者のジェフリー・サックスと、ニューヨーク州選出の下院議員で黒人議員団の政治活動委員会(CBC PAC)委員長グレゴリー・ミークスに話をききます。

  • 今週発表された連邦議会黒人議員団(CBC)の政治活動委員会(PAC)による元国務長官ヒラリー・クリントン候補への支持は、資金団体である政治活動委員会(PAC)について周知されていないことから多少の混乱を招きました。CBC PACの理事には、常習性の高いオピオイドオキシコンチンを製造しているパーデュ・ファーマやフィリップ・モリス、米国内最大の銃販売業者であるウォルマートのような企業のために働くロビイストが多数入っています。CBC PACの委員長を務めるグレゴリー・ミークス議員は、「PACには労働団体も参加している」と指摘したうえで、「黒人議員団のメンバーは当選者を出すために選挙資金を集める必要があります。しかし、黒人議員団の投票行動を見れば、彼らの進歩的な方向性を否定できる者はいません」と話します。著名な経済学者ジェフリー・サックス教授は、「この支持がどういう意味を持つのか理解することが大事です。米国の政治はカネによって堕落してしまった。この国の政策がとてもおかしいのは、そのためです」と話します。

  • 有名作家のタナハシ・コーツが今週デモクラシー・ナウ!で民主党の大統領候補としてバーモント州選出の上院議員バーニー・サンダースに投票するだろうと話したことが、マスコミで話題になりました。コーツは以前、サンダース議員に対する批判的な記事を書き、広く読まれていました。批判の理由は、サンダース議員が奴隷制度に対する賠償責任について、あまりにも「対立を生みやすい」問題だとして支持を拒んだためです。しかしコーツは10日の番組で、自分はそれでもサンダース上院議員に投票すると言明しました。この発言がCNN、MSNBC、BBCや、ニューヨーク・タイムズ紙などの報道機関で取り上げられた後、タナハシ・コーツはアトランティック誌に"Against Endorsements"(支持に反して)と題した補足記事を発表し、自分の返答が様々なところで「支持表明」という性格のものとして報じられたことに異議を唱えています。「私は明らかに政治的な関心の強い人間ですが、自分の意見を他の人々に説いて回ることは私の仕事ではありません」。全米図書賞を受賞したBetween the World and Me(『世界と私の間に』の著者コーツへのインタビューの第二部をお届けします。コーツはここで、誰に当選してもらいたいかなどを、詳しく語っています。「私が要求したいのは──これは大統領候補者全員に対して言えることですが、もっと米国の政策や事件についての歴史的な認識を深めてもらいたいということです」とコーツは言います。その他にも、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の運動について、ビル・コスビーについて、アカデミー賞に2年連続で白人以外の俳優が一人もノミネートされなかったことから俳優や監督のあいだでボイコットす運動が起きていることなどについて語ります。

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