2016年米大統領選挙戦が幕開けとなり、ホワイトハウスへの道が本日、アイオワ州から始まります。世論調査では両党とも接戦を示しています。共和党では、最有力候補者のドナルド・トランプがテキサス州の上院議員テッド・クルーズを僅かにリードしています。民主党ではバーモント州の上院議員バーニー・サンダースがかつてはヒラリー・クリントンに40ポイントも差をつけられていましたが、猛追し接戦となっています。アイオワ州は全米でも白人比率がきわめて高い州の一つですが、各党の大統領候補を最初に選ぶ州であるため、アイオワ州党員集会は選挙戦のなかで過大に大きな役割を果たします。大統領選挙運動はいまでは、アイオワ州での対決の1年前から始まり、実際の選挙日2016年の11月まで約2年がかりになっています。候補者たちは数ヶ月間、州に足を運び、有権者たちは1億5000万ドル以上の政治広告にさらされます。アイオワ州デモインからラジオ番組「ファロン・フォーラム」のホストで元アイオワ州議会議員のエド・ファロンに話しを聞きます。ファロンは、バーニー・サンダースの支持者です。もうひとりのゲスト、ウェイン・フォードは「アイオワ・ブラック&ブラウン大統領フォーラム」(Iowa Brown and Black Presidential Forum)の共同創立者兼共同議長、ヒラリー・クリントンを支持しています。フォードは元アイオワ州議会議員でアイオワ州で最も長く任期を務めた黒人議員です。
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています