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2015年12月29日(火)

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  • オハイオ州の大陪審は、12歳のアフリカ系米国人の少年タミル・ライスの射殺を起訴しないことを決めました。タミル・ライスは2014年11月22日、クリーブランドの公園でおもちゃのペレット銃で遊んでいました。911への通報者は、彼が武器を持っていることを報告しながらも、それは「おそらく偽物」で、その人物は「おそらく年少者」だと言及しましたが、この情報は出動した警官たちには伝えられませんでした。警官たちはパトカーをタミルの前で止め、そのうちの一人ティモシー・ローマンが2秒以内にタミルに発砲しました。ローマンも、彼の相棒であるフランク・ガーンバックも、タミルの命を救うための何の応急処置も施しませんでした。その後彼らは、弟のそばに走り寄ったタミルの14歳の姉を地面に押し倒し、手錠をかけ、死にかけているタミルをそのままにして、彼女を彼らのパトカーに押し込みました。タミルはその翌日に銃傷がもとで死亡しました。1年以上の捜査が行われたすえに、大陪審は12月28日不起訴の結論を出したのです。「私たちはショックを受けています」と、タミル・ライスの従姉妹ラトンヤ・ゴールズビーは言います。「こんなふうにこの決定がされたことが信じられません」。

  • 大陪審による不起訴の決定を受け、タミル・ライスの母親であるサマリア・ライスは検察官を「今回のケースを故意に妨害し、息子のことを決して弁護しようとせず、むしろ警察官たちの弁護士のように振舞っている」として非難しました。ライス家の弁護団は司法省に、彼らが呼ぶところの「極端な偏見」と「警官たちを免責するための茶番劇」に関して介入することを求めました。さらに、警官たちの過去についても疑問が投げ掛けられています。タミルを射殺したティモシー・ローマンは、オハイオの別の警察署での以前の仕事で、任務不適合で拳銃の扱いは「お粗末」であると報告されています。彼の相棒であるフランク・ガーンバックも過去に問題を起こしており、クリーブランド市は過剰暴力で彼を訴えた市民に対し10万ドルを支払いました。ライス家の弁護士であるビリー・ジョー・ミルズに警官たちの過去と検察側の態度について話を聞きます。

  • タミル・ライスは有名になった一連の警察による丸腰のアフリカ系米国人殺害事件の被害者のなかで最少年です。またこの事件は被害者の死に関わった警官が起訴されなかったケースとしては一番最近のものとなります。「警察が黒人たちの人生を踏みつけ続けることを可能にしている物資の配給を完全に引き上げる必要があります。」と「黒人の命は大切・クリーブランド支部」(Black Lives Matter Cleveland)のまとめ役であるエル・ハーンズは言います。「警官も市の役人も連邦政府も責任を問われない、何週間も何ヶ月も何年も続いている現状をそのままにしておくわけにはいかないのです」。

  • 億万長者の共和党の寄付者シェルドン・アデルソンの利益のために新聞社経営陣が重大な不当を働いたとして、コネチカットの新聞記者が辞職しました。スティーブ・コリンズはザ・ブリストル・プレス紙で20年以上働いてきました。しかし、コリンズは12月24日、偽名で執筆された盗作記事を同紙の経営者であるマイケル・シュローダーが掲載したことが明らかになると、辞職を発表しました。その記事は、アデルソンの商取引に異議申し立てをしたとされているネバダ州の判事を批判するものでした。シュローダーは、ニュース+メディア・キャピタル・グループ社の重役です。同社は、最近別の新聞ラスべガス・レビュー・ジャーナル紙を買収したアデルソンのペーパーカンパニーです。フェイスブックへの投稿で、スティーブ・コリンズは次のように記しました。「私の新聞の経営者は、前代未聞のスケールのジャーナリズム上の不正行為を犯しました。私たち記者がためらい、弱体化すればジャーナリズムはないも同然です。私たちは重要なことをしています。そしてシュローダー氏やアデルソン氏といった人たちが、たとえどんなにたくさんのお金を撒き散らせるとしても、私たちの邪魔をすることはできないのです」、スティーブ・コリンズから彼の試練と辞職の決心について話を聞きます。「私のボスは、億万長者の利益にかなうように、ラスベガスに私たちの新聞を身売りしたしたようなものです」と、彼は言います。

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