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2015年12月28日(月)

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  • クリスマス休暇の週末、米国では南部、南西部、中西部を襲った嵐で少なくとも43人の死者が出ました。竜巻が報告された州は10州に上り、ミシガン州では12月の竜巻としては観測史上初を記録しました。最も被害が深刻だったテキサス州ダラス周辺では、竜巻で少なくとも11人が死亡、損壊家屋は1000棟に上りました。現在、暴風雪が同地域に接近しています。一部の地域で最大約225ミリの豪雨を記録したミズーリ州、イリノイ州、アーカンソー州では鉄砲水が発生、少なくとも13人が死亡しました。クリスマス当日、米国の東海岸ではメイン州からジョージア州にかけて記録的な暖かさを記録しました。今年は前年を上回る暖かさとなり、今週末の異常気象は、観測史上最も暖かい冬になるとした気象学者たちの予想と重なりました。フロリダ州立大学教授で代表的な気象科学者ジェームズ・エルスナーに聞きます。エルスナーは、専門誌クライメット・ダイナミクス誌に"The Increasing Efficiency of Tornado Days in the United States"(アメリカの竜巻発生における効率性の高まり)を共同執筆しました。

  • 武器を持たない2人のアフリカ系米国人がシカゴ警察に射殺された事件への抗議が続いています。殺されたのは5人の母であるベティー・ジョーンズと19歳の大学生クイントニオ・レグリアーです。警官による17歳のラクアン・マクドナルド殺害事件から1年以上が経ち、警察の隠蔽疑惑に対する抗議が続いているさなかでした。これらの殺害事件は、ラーム・エマニュエル市長を辞任に追い込むでしょうか?シカゴの「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)活動家アイスリン・ソルに聞きます。

  • 武器を持たないアフリカ系アメリカ人2人がシカゴで殺害されたことに対する悲嘆と憤慨が続くなか、「マッピング・ポリス・バイオレンス」調査プロジェクトの年末報告が発表されました。報告によると、2015年は全米で少なくとも1152人が警官に殺害されました。このうち14の都市では、全ての犠牲者がアフリカ系アメリカ人でした。また全国的に、警官による殺人と犯罪率および人口規模との関連は希薄だとしています。報告の内容について、「マッピング・ポリス・バイオレンス」プロジェクトで調査を行った統計学者サム・シニャングエに聞きます。

  • 著名な映画撮影監督で映画監督のハスケル・ウェクスラーが亡くなりました。93歳でした。ウェクスラーの名を最も広めたのは、1968年に暴動となったシカゴの民主党全国大会周辺を映像に収めた『アメリカを斬る』でしょう。『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない』、フォーク歌手ウディ・ガスリーを描いた『ウディ・ガスリー/わが心のふるさと』でアカデミー撮影賞を受賞しています。政治問題と取り組んだウェクスラーのドキュメンタリーが扱った題材は、1960年代の南部のフリーダム・ライダーズ、米国政府によるニカラグアの不安定化、米国がベトナムで行った残虐行為、米国に支援されたブラジル軍事政権による拷問などがあります。ウェクスラーの生涯を描いたドキュメンタリーRebel Citizen(『反逆市民』)のパメラ・イエーツ監督とウェクスラーの人生を振り返ります。

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