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2015年11月17日(火)

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  • フランスとロシアは、自称「イスラム国」の事実上の首都であるシリアの都市ラッカへの一連の新たな空爆を始めました。ロシアは11月17日の朝、エジプトのシナイ半島で224人が死亡した10月のメトロジェット航空の墜落は爆弾によるものという決定的証拠を発見したとロシアの諜報機関が述べたことを受けて、シリアへの空爆を強化すると発表しました。米国もまた、シリアへの空爆を強化し、潜在的標的についてフランスとの情報交換を強化すると明言しました。長年の経験があるジャーナリストのアブドル・バーリ・アトワンに、空爆が逆効果となりイスラム国を拡大させるかもしれない可能性について話を聞きます。

  • パリの攻撃から2日後の11月15日、オバマ大統領はトルコで、主要20 か国・地域(G20)首脳会議での二国間協議でサウジアラビアのサルマン国王と会談しました。米国防総省はその翌日、米国務省がイエメン攻撃のためにサウジアラビアに12億9000万ドル相当のスマート爆弾の販売を許可したと明らかにしました。アブドル・バーリ・アトワンに、米国によるイラク侵攻と、サウジが資金を提供しているジハード運動がイスラム国を拡大させる一因になった過程について話を聞きます。

  • オックスフォード大学の研究者リディア・ウィルソンから、イラクの都市キルクークの警察署で拘束されている「イスラム国(ISIS)」のメンバーへのインタビューについて話を聞きます。「彼らの多くは困難な時代に(投獄や処刑、内乱での戦闘で)父親を失い、米国と自分たちの政府に対する怒りに満た占領の申し子なのだ。」と、ウィルソンはネイション誌への最近の記事に書いています。「彼らはイスラム国が主張する国境のないカリフ制国家という概念に煽られているわけではありません。ISISはアルカイダの崩壊以来初めて、屈辱と怒りに満ちたこれらの若者に威厳と家族と民族を守る方法を提供した団体だったということです」。

  • 1000人以上の人々が11月15日の日曜日、11月13日のパリでの攻撃で射殺された23歳の学生ノヘミ・ゴンザレスを追悼するためにカリフォルニア州立大学ロングビーチ校のホールに集まりました。ゴンザレスは同校の4年生でした。彼女はパリ郊外にあるストレート・デザイン大学に1学期間留学していました。11月13日、ゴンザレスは複数の襲撃犯が発砲したレストランで食事をしていました。ノヘミ・ゴンザレスは、誇り高きメキシコ系米国人一世だったそうです。彼女の従姉妹であるミリアム・パディラに話を聞きます。「私たちは私の従姉妹が死んだことに怒りを覚えていますが、シリア、イラク、そして世界の他の場所で他の家族たちの何百人という子供たちが死んでいることにも怒りを覚えています」。

  • 11月13日のパリでの攻撃を受けて、米国の少なくとも27州の知事が今後シリアからの難民を受け入れないと述べました。偽造されたとみられるシリアのパスポートがパリの襲撃犯のうちの1人の遺体近くで見つかり、その指紋はギリシャとバルカン半島を経由した人物と一致していました。しかし、これまでのところ襲撃犯は全員、欧州国籍と確認されています。オバマ政権は、シリアからの難民は厳しく審査されるとしながらも、受け入れは続けると言っています。「米国イスラム関係評議会」(Council on American Islamic Relations)の全米議長であるロウラ・アロウチから話を聞きます。

  • 11月13日のパリでの大虐殺以来、イスラム嫌悪に基づく暴力の報告が増加しています。パリの襲撃の数時間後、フロリダ州セントピーターズバーグにある「ピネラス郡イスラミック・ソサエティ」(Islamic Society of Pinellas County)に人種差別的中傷に満ちた留守番電話のメッセージが残されていました。電話をかけた人物は彼の氏名を残し「おまえたちを爆破する。見つけたら誰でも頭を打ち抜く」と脅しました。一方テキサス州フリューゲルヴィルでは、地元のモスク(イスラム教寺院)の前で、破られたクルアーン(コーラン)が排泄物に覆われているのを住人たちが発見しました。カナダではオンタリオ州ピーターボロのモスクが放火され、当局は憎悪犯罪としています。こうした攻撃について、「米国イスラム関係評議会」(Council on American Islamic Relations)の全米議長であるロウラ・アロウチから話を聞きます。

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