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2015年9月22日(火)

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  • デモクラシー・ナウ!の特別番組として、世界的に有名な体制批判家、言語学者、作家で、マサチューセッツ工科大学の名誉教授ノーム・チョムスキーを時間いっぱい特集します。彼は半世紀以上にわたって同大学で教鞭をとってきました。チョムスキーは、月刊コラムをまとめた新刊Because We Say So (『我々がそう言うから』)を含む、100冊以上の本を執筆してきました。チョムスキーは9月19日、ニューヨーク市にあるニュー・スクール大学のジョン・L・ティシュマン講堂で、1000人近くの聴衆を前に講演しました。チケットは完売でした。On Power and Ideology(『権力とイデオロギー』)というタイトルの演説の中で、彼は頑固に続くアメリカ例外主義、イランの核交渉を破綻させようとする共和党の企て、米国とキューバの国交正常化などについて論じました。

  • ノームチョムスキーは9月19日、ニューヨークのニュー・スクール大学での講演で、米国が世界平和に最大の脅威をもたらしていると彼が信じる理由を説明しました。「[米国]は、国際法や国際協定に無関心で、意のままに暴力に訴えることをよしとする、ならず者国家です。例えば、クリントン・ドクトリンがあります。「米国は安全保障上や人道的な懸念がある場合は言うまでもなく、重要市場やエネルギー供給、重要資源への無制限のアクセスを確保するという目的のためにさえ、一方的な軍事力の行使を自由に行うことができる」というものです。このドクトリンはきわめてしっかり守られ、行使されています。それについては、現代史の事実を検証する気のある人々の間では、ほぼ議論の余地はありません」。
    チョムスキーはさらに、米国と、その最も近い同盟国であるサウジアラビアとイスラエルが、中東のにおける平和の展望を損なっていると考える理由を説明しました。「我々が、国際社会はイランの政策に反対しているとか、国際社会はこれこれだというとき、それが意味するのは、米国と、たまたま米国に同調している他国のことにすぎません」。

  • ノーム・チョムスキーは9月19日、ニューヨークのニュー・スクール大学での講演で、米国の大統領選についての自身の見解に触れました。共和党の候補者ドナルド・トランプについての質問への回答の中で、チョムスキーは政治状況について次のように俯瞰を述べています。「現在の民主党は、かつて共和党員穏健派と呼ばれた立場に近い。共和党は、もうあっちの世界です。彼らは、極端な富と権力のほうに傾倒しすぎたため票を集めることができません。それでどうなったかというと、彼らは、昔から存在している米国の特定グループを動員しました。トランプは喜劇的な息抜きかもしれませんが、主流候補も大差はない。そのことの方がもっと重要だと思います。」

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