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2015年4月29日(水)

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  • 夜間外出禁止が発令されている、ボルティモアの街頭からデモクラシー・ナウ!がレポートします。この夜間禁止令は、25歳のアフリカ系米国人フレディ・グレイが警察署に抑留中に頸部を負傷して死亡したことに抗議して、27日に起きた暴動を受けて発令されたものです。28日夜には、暴動鎮圧用の装備をした警官が、午後10時に開始される外出禁止令に従わなかった数百人の抗議者に向けて催涙ガスを発射し、少なくとも10人が逮捕されました。しかし、ボルティモア警察は、概して「市は安定した状態にある」と発表しました。市の街路には、州兵を含め数千人の治安部隊が配備されています。27日の騒乱では、200人以上が逮捕され、数十台の車に火がつけられ、多くの建物がひどい損害を受けました。デモクラシー・ナウ!のアーロン・マテとビデオグラファーのハニー・マスードが、騒乱後の清掃活動とフレディー・グレイの死をめぐっていまも続く抗議行動の双方に参加する地元住民に話を聞きます。

  • ハーグのワールド・フォーラムからの放送です。100年前の今週、第一次世界大戦の戦闘が繰り広げられる最中に、世界各地から1000人を超える女性平和活動家たちがハーグに集まり、戦争の終結を訴えました。この特筆すべき会議は「国際女性会議」と呼ばれ、これを機に「婦人国際平和自由連盟」(WILPF)が結成されました。この会議を組織したのは、オランダの婦人参政権論者アレッタ・ジェイコブスでした。オランダは、第一次大戦で中立国だったため、このイベントの会場に選ばれました。後にノーベル平和賞受賞者となった2人、「ハルハウス」(Hull House)共同創設者のジェーン・アダムズと社会学者のエミリー・グリーン・バルチも、米国代表団の一員としてこの会議に参加しました。「政府の意思決定に女性が関わっていないことが戦争を起こす可能性を大きくしていると、彼女たちは考えました。これは正しい見解でした」と、本日のゲストで婦人国際平和自由連盟事務総長のマドレーヌ・リースは述べます。創立100周年を記念する会議には、リースの他、数千人が世界各地からハーグに再集結し、現在アフガニスタン、イラク、シリア、リビア、イエメンはじめ世界国々で繰り広げられている戦闘に抗議して平和を呼びかけています。

  • 平和活動家たちが今週ハーグに集結していますが、日本は平和憲法を持つ国であるにも関わらず、世界でより積極的な軍事役割を担う方向へと進んでいます。28日、オバマ大統領は日本の安部晋三首相をホワイトハウスに招き公式晩餐会を開催しました。両国は新たな日米防衛協力指針(ガイドライン)を発表したばかりです。婦人国際平和自由連盟(WILPF)の新会長に選出されたばかりの秋林こずえに、拡大中の日本の軍事分担について検証してもらいます。秋林はまた、2万5000人あまりの米軍兵士の沖縄駐留に対する反対運動についても語ります。「米軍は、何をしようと外交官に近い特権を与えられています。彼らは犯罪も多く起こしていますが処罰されず、免れてしまうのです」

  • ナイジェリア北東部の町ダマサクで、数百人の遺体がみつかりました。武装集団「ボコ・ハラム」による殺害とみられています。現地からの情報によると、遺体の数は400を超えるとされます。アフリカの女性人権活動家ハキマ・アバスにボコ・ハラム、武装化、原理主義について聞きます。「米国でも、白人至上主義者やキリスト教右派などの原理主義者たちの怒りが、銃文化と、武装した警官隊などによって増幅し深刻化しています。そのせいで黒人の男女、トランスセクシュアル、子供たちが殺されていますね。ですから、原理主義への対応を世界規模ですることが必要なのです。この闘いの先頭にたっているのは、女性の権利を訴える団体であり、それを組織する人たちです」とアバスは語ります。アバスは、「開発における女性の権利連合( Association for Women’s Rights in Development)」のプログラム担当責任者です。

  • ハーグのワールド・フォーラムにおける「女性が戦争を止める(Women Stop War)」会議場からの放送です。エイミー・グッドマンが、コロンビアのジャーナリストで18年以上にわたり同国の武力紛争の報道にあたってきたジネス・ボドヤ・リマをインタビューします。リマは、武器取引の取材中に民兵組織に誘拐され、拷問とレイプを体験したことを明らかにした後、2012年に「世界の勇気ある女性賞」を受賞しました。「この出来事の後も、私は亡命を拒否し、ジャーナリストとして仕事を続けました」と、リマは語ります。また彼女は、「活動のため団結した生存者(Survivors United for Action)」という団体を創設しました。

  • ハーグでの「女性が戦争を止める(Women Stop War)」会議に出席中の「 イラク女性自由団体(Organization of Women's Freedom in Iraq)」共同創設者兼代表のヤナール・モハメドが、イラクの現状について語ります。「国は民兵文化に牛耳られています。民兵組織が支配し、『われわれを取るか、IS(イスラミックステート)を取るか』と迫るのです」。市民社会はシーア派とスンニ派の過激派に板ばさみにされていますが、解決の唯一の方法は宗教が関わらないアプローチだとモハメドは語ります。

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