« 前  

2015年4月7日(火)

  次 »
  • サウジアラビアが率いる軍事作戦と、武装組織フーシと追放された大統領アブド・ラッボ・マンスール・ハーディーの支持勢力間の衝突が繰り広げられているイエメンで死者数が増加し続けています。最も激しい戦闘が見られる南部の都市アデンでは、24時間で140人以上が死亡したと報告されています。国連は、サウジアラビアが2週間前に軍事行動を始めて以来、数百人が死亡し、10万人以上が行き場を失ったと述べています。地上侵攻の可能性が高まるなか、サウジ政府はパキスタンに対し兵士の投入を要請しました。赤十字国際委員会は悲惨な人道的状況を警告し、包囲地域への立ち入りを要求しています。ジャーナリストのサファ・アル・アフマドから話を聞きます。彼女の最新ドキュメンタリーThe Fight for Yemen(『イエメンのための闘い』)は4月7日、PBSの番組「フロントライン」(Frontline)で全米で初放送されます。彼女はイエメン侵攻中のフーシへのきわめて異例な取材許可を与えられました。

  • サウジアラビアが米国の支援でイエメンの空爆を続ける一方、米政府はエジプトへの軍事支援の凍結を解除しました。新たに発表された統計によって、オバマ大統領の就任以来、米国政府による武器の販売が大幅に増大していることが分かりました。オバマ政権による武器輸出は、大部分が中東とペルシャ湾向けです。対象国リストの首位を占めるのは、新たに460億ドルの取引合意を結んだサウジアラビアです。軍事経済評論家のウィリアム・ハートゥングは、インフレ調整後でさえ、「オバマ政権の最初の5年間に成立した主要な武器取引の総額は、ブッシュ政権の8年間全体で承認された額を300億ドル近く上回っている。それはまた、オバマ政権が承認した武器販売契約は、第二次大戦後のどの政権よりも多い額に達している」と、記事に書いています。ウィリアム・ハートゥングは「国際政策センター」(Center for International Policy)の武器と安全保障プロジェクトの主任で、『ロッキード・マーティン 巨大軍需企業の内幕』の著者です。

  • カリフォルニア州は大規模な干ばつに見舞われていますが、番組では水不足と気候変動、肉の消費の見過ごされたつながりについて検証します。カリフォルニアの実に98%の地域が水不足に苦しんでいますが、ジェリー・ブラウン知事は、住民と企業に対し25%の節水を命じました。州全域での節水の義務付けはカリフォルニア史上初めてのことです。しかし、節水の義務を負わされていない集団があります。それは同州の水の約80%を使う大規模農業界です。「太平洋研究所」(Pacific Institute)によると、カリフォルニアの水の総量の47%は、肉と乳製品に使われています。ドキュメンタリー映画Cowspiracy: the Sustainability Secret(『牛陰謀:持続可能性の秘密』)の監督であるキップ・アンダーセンとキーガン・クーンに話を聞きます。同映画は、この問題に対する多くの環境組織の相対的沈黙にも関わらず、森林破壊および水消費と汚染の主要な原因は家畜であると主張しています。

  • 『インターセプト』は3月、米国の空港では非常に容易に「テロリストの疑いのある人物」と見なされてしまうということを明らかにして見せました。情報流出した米運輸保安局(TSA)使用のチェックリストは、あくび、そわそわ、口笛、咳払い、足元をじっと見るなど、乗客を検査する上での広範囲な「怪しいしぐさ」の一覧を載せています。TSAによると、こうしたしぐさは、ストレスまたはごまかしを意味する態度と見なされています。『インターセプト』は今度は、同プログラムが実際に誰を標的にしているのかを明らかにしました。それはテロリストではなく、在留資格のない移民たちでした。『インターセプト』は米国の主要空港を対照に5週間という期間を設定して検証し、逮捕された人たちの90%が米国での不法滞在で拘束されたことを発見しました。テロリズムとのつながりで逮捕されたり疑いを持たれた乗客は一人もいませんでした。在留資格のない移民たちに対するこの圧倒的多数の拘束の実態は、政府の検査プログラムが人種的特長によって乗客を標的してきたのではないかという批判に拍車をかけています。この事実を明らかにした記者ジャナ・ウインターから話を聞きます。

Syndicate content