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2015年2月19日(木)

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  • 500万人もの移民を国外退去措置から守るオバマ大統領の計画は、今週から申請を受けつける予定でした。しかし2月16日の夜遅くに、テキサス州ブラウンズビル連邦地裁のアンドリュー・ヘイネン判事が、テキサス州や他の25州で動議が提出されたことを受けて執行の差し止めを命じました。政府側は、裁判所の命令に従い就労許可および国外退去執行猶予の申請受付を延期するとしています。オバマ大統領の命令に対する異議申立てに反対する意見書を裁判所に提出した「全米移民法センター」(National Immigration Law Center)常任理事マリエレナ・インカピエに話を聞きます。

  • オバマ政権は16日の右派判事による判決を受け、在留資格のない数百万人の移民に対する国外退去の執行猶予措置を延期しました。オバマ大統領の移民に関する大統領令が適用されるのは、子ども時代に不法に米国に連れて来られ米国に最低5年居住している者、そして米国市民または永住権所持者の親で最低5年居住している者です。この措置は裁判の係争中は一時延期となりますが、同裁判は上告され最終的には米最高裁の判断を仰ぐことになる可能性もあります。措置の延期で明暗が別れた2人の移民から話を聞きます。在留資格のない移民のホセ・エスピノーザは、救済措置開始予定日だった2月18日に申請するつもりでした。2012年に救済措置を受けたオスカー・エルナンデスは、「ユナイテッド・ウィ・ドリーム」(United We Dream)ヒューストン支部現地オーガナイザーのリーダーとして、エスピノーザのような有資格者が申請を行うための手助けを行っています。

  • 米国の東側3分の1が極寒の気温に見舞われる中、化石燃料業界は一週間もしないうちに連続して事故にみまわれました。2月18日、ロサンゼルス南方のエクソンモービル精油所で爆発があり、周辺地域はマグニチュード1.4の地震に相当する揺れに見舞われました。カリフォルニア州の爆発事故が起きた18日には、ウエスト・バージニア州で脱線した石油タンク車両の火災が、事故から2日経ってもまだ鎮火されず燃え続けています。この脱線事故で、2つの都市に避難命令が出され、1軒の家屋が崩壊しました。ウエスト・バージニア州の脱線事故の2日前には、カナダのオンタリオ州でも別の石油輸送列車が脱線し、何日にもわたって数車両が燃えつづけました。「オイル・チェンジ・インターナショナル」(Oil Change International)事務局長スティーブン・クレッツマンに話を聞きます。「気候政策とエネルギー政策は、米国では一緒に語られることはあまりありません。でも気候変動は、化石燃料からできるだけ速く脱却する必要性を意味するのです」とクレッツマンは言います。

  • 2月18日、土砂降りの雨の中、40万にも上るとみられる人々が司法の独立を求めてアルゼンチンの首都ブエノスアイレスを行進しました。今回の行進は、特別検察官アルベルト・ニスマンの謎めいた死から1カ月後に行われました。ニスマン検事は、同国のクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル大統領が、1994年にブエノスアイレスで85名が死亡、数百名が負傷したユダヤ人コミュニティ・センター爆破事件へのイランの関与を隠蔽する手助けをしたと告発していました。1月18日、ニスマン検事は自宅アパートで死体で発見され、頭には銃創がありました。死体が発見されたのは、94年の爆破事件に関する捜査結果を議会で証言する前日でした。死の4日前、ニスマン検事はテレビに出演し、大統領とエクトル・ティメルマン外相に対する嫌疑の概要を説明しました。当初、捜査はニスマンの死を自殺とみられるとしたものの、彼の手からは火薬の残留物は発見されませんでした。自殺でなかったとしたら、誰がニスマンを殺したのでしょうか? この1カ月、アルゼンチンではこの謎について大いに議論されてきました。進行中のこの事件について、調査報道のニュースサイト「プロプブリカ」(ProPublica)の上級記者セバスティアン・ロテラに話を聞きます。ロテラ記者はロサンゼルス・タイムズ紙ブエノスアイレス支局記者時代に94年の爆破事件を担当して以来、この事件を追ってきました。

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