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2015年1月27日(火)

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  • 本日1月27日は、絶賛されている新しい公民権映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイに時間いっぱい話を聞きます。同映画は、投票権の平等を求める闘いに全米の関心を引こうとと、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が率いた1965年3月のアラバマ州セルマからモンゴメリーまでの大行進を扱っています。『セルマ』はアカデミー賞の作品賞にノミネートされましたが、多くの人にとってショックなことに、デュバーネイはノミネートされませんでした。彼女がノミネートされていれば、アフリカ系米国人女性で初めての監督賞へのノミネートでした。サンダンス映画祭の会場でデュバーネイに、映画製作とアカデミー賞のノミネーションについて話を聞きます。「アカデミー賞の候補作品のなかで、なぜ有色人種についての映画は『セルマ』だけなのでしょう?」と、彼女は疑問を呈します。

  • 映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイとの長時間インタビューの中で、アマデミー賞候補の彼女の同映画の抜粋を放送します。同映画はマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師のセルマの行進でのリーダーシップを描くと共に、リンドン・ジョンソン大統領に圧力をかけ投票権法に署名させた草の根の公民権運動の役割、そしてキング牧師が投獄されていた間に妻のコレッタ・スコット・キングとマルコムXとの間で交わされた秘密の会談などを取り上げています。デュバーネイはまた、公民権と投票権運動の活動家らに対して行使された警察と自警団による攻撃を描くに際しての自分の姿勢を語ります。「あの時代には多くの暴力がありました。でも私は、暴力を、失われた命に対する畏敬の念を啓発するものとして描きたかったのです。こうした黒人たちの命には意味があったのだと」と、デュバーネイは言います。

  • 映画『セルマ』の監督エイバ・デュバーネイとのインタビューを続けます。デュバーネイが映画で描いたリンドン・ジョンソン大統領の姿と、彼とマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師との関係のあり方が論議を呼んでいますが、それについて答えてもらいましょう。『セルマ』で描かれるジョンソン大統領は、投票権法に否定的で、運動の妨害さえ行い、連邦捜査局(FBI)を使ってキング牧師を監視し、嫌がらせをするような政治家です。「私は、誰かのイメージを回復させたり、誰かの功績を守るためにここにいるわけではありません」とデュバーネイは言います。『セルマ』は、警察の暴力に対して今日も続いている抗議や抵抗に焦点を当てているのに、今の論議はそこから人々の注意をそらしてしまうと、落胆を語ります。D.W.グリフィス監督がウッドロウ・ウィルソン大統領のために悪名高い人種差別映画『國民の創生』の上映会をホワイトハウスで開いてからちょうど50年後に、オバマ大統領とミシェル夫人のためにホワイトハウスで『セルマ』を上映した様子についてもデュバーネイに聞きます。

  • 『セルマ』はエイバ・デュバーネイ監督の最初の大型予算長編映画でした。次のステップを考える一方で、彼女は映画作家の卵たちにこうアドバイスしています。「私たちは許可なしで働かなくてはなりません。特に女性がこの業界で働くときは、なおさらです。私たちがしたいことにをするのに、誰に許可を求めればいいのでしょう? そんな人はいないのです。ただ自分の進む道を決めて歩き始めるだけです」。デュバーネイから、彼女の次の長編映画についても話を聞きます。ハリケーン・カトリーナの破壊的状況の中のニューオーリンズを舞台にした恋愛物語と殺人ミステリーです。また、高く評価された映画評論家のロジャー・エバートが彼女の人生に与えた影響についても話を聞きます。彼は彼女の初期のプロジェクトの一つであるI Will Follow(『アイ・ウィル・フォロー』)を絶賛しました。「彼は無名だったあの作品を引き上げてくれました。同時に私も引き上げられた」と、彼女は言います。

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