サウジアラビア主導のイエメン空爆作戦が2日目に突入しました。サウジ主導の空爆は、シーア派の反政府組織フーシが2014年に首都サヌアを掌握し、今年2月にはアブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領を退陣に追い込んだことを受け、同派のさらなる勢力拡大を阻止する意図のものです。ハーディー大統領は26日、避難先だったアデンを離れ、サウジアラビアに向かいました。報道によると、この空爆でこれまでに少なくとも市民39人が殺害されました。アムネスティ・インターナショナルによると、死亡者には少なくとも6人の10歳未満の子供が含まれています。米国、湾岸諸国、エジプト、トルコ、パキスタン、スーダンが、サウジの空爆作戦を支援しています。カーネギー中東センターの客員教授でサヌア在住のファレア・アル=ムスリミに話を聞きます。アル=ムスリミは最近、「私は25歳のイエメンの男性です。故国でこれまでに少なくとも15回、戦争を目にしてきました。これ以上の戦争は、ごめんです。私に必要なのは、いくばくかの支援と教育そして経済です。銃はいりません」とツイートしました。
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