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2014年11月5日(水)

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  • 4日の中間選挙では、共和党が上院の過半数以上の議席を獲得し、すでに過半数を超えていた下院でもさらに議席を増やして、ここ8年来初めて米議会を制しました。共和党候補者は少なくとも13のうち10の接戦上院レースに勝ち2007年以来初めて上院で過半数を超えました。ケンタッキーの上院議員ミッチ・マッコーネルは、全米で最も注目を集めた選挙で、民主党のアリソン・ランダーゲル・グライムスを破り、上院の多数党院内総務となります。マッコーネルは金融再建計画に反対し、シチズンズ・ユナイテッド(Citizens United)判決の支持を主導しました。シチズンズ・ユナイテッド判決は、無制限の資金が使われる選挙への門を開き、今回の選挙では40億ドルという中間選挙としては過去最高の大金が投入されました。ケンタッキーの選挙戦とマッコーネルが多数党内総務となる上院について、ルイビルのフリーランスジャーナリストのフィリップ・ベイリーに話を聞きます。

  • 米議会の両院で新しく指揮権を得た共和党の議題には環境規制の緩和が含まれます。これにはオバマ大統領が設定した石炭発電所による温室効果ガス制限も標的となっています。「ネイション・インスティチュート調査基金」(Investigative Fund of the Nation Institute)のリポーターで、リパブリック・レポート」(Republic Report)で政治と金についてブログを書くリー・ファンに、今後の展望を聞きます。「共和党が両院を制する幸運にあやかることができたのは、非常に少数の化石燃料企業が支援した多額の選挙資金から恩恵を受けたからなのです」とファンは言います。「次期議会では上院と下院の重要な委員会で、公然と気候変動を否認する議員たちが主導権を握るでしょう」

  • オバマ大統領は2期大統領を務めた過去3人の大統領、ロナルド・レーガン、ビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュと同様、最後の2年は対立政党が議会を制するという苦境に立たされました。「強い反対を受けても、大統領は2期の最後の1/4期の方向性を明確にする力があるのです」と、ネィション誌の政治記者のジョン・ニコラスは言います。「私が恐れているのは、オバマ大統領が共和党にその方向性の決断を許してしまうかもしれないということです。これは草の根運動にとっては非常に重要な時期となります」

  • 共和党大勝利の中間選挙について、バーモント州の独立上院議員バーニー・サンダースに感想を聞きます。「私が恐れているのは、シチズンズ・ユナイテッド判決が米国政治に及ぼした影響と、コーク兄弟やその他の億万長者が先例のない巨額な金を選挙に費やすことが出来る体制です」と、サンダースは言います。「私は米国が、一握の億万長者が経済だけでなく政治もコントロール出来る、少数独裁形式の社会へ向かう瀬戸際にあるのではないかと恐れています。我々はそれと戦わなければなりません」

  • バーモント州で、現職の民主党知事ピーター・シュムリンが議席を失いそうになったことは衝撃的な番狂わせでした。現時点での予測では、シュムリンと共和党挑戦者の両者が最低限必要とされる50%に達していないため、バーモント特有の手続きに従い知事選は州議会で決定されます。州議会の民主党が多数派であるため、シュムリンは知事の座を維持することが出来そうです。シュムリンは昨夜までは当選は危ぶまれておらず、彼の挑戦者のスコット・ミルンはほぼ無名の候補者でした。シュムリンはバーモントを米国初の単一支払者保険制度の州にすると公約していたため、この選挙は保険制度再建についての州民投票と見られていました。バーモントでは、オバマケア医療保険取引所(health insurance exchange) のシステムが上手く機能せず9月以降ダウンしています。単一支払者保険制度を提唱する「バーモント・リーズ」(Vermont Leads)の代表であるピーター・スターリングに話を聞きます。

  • 共和党が議会の過半数以上を獲得した選挙で、接戦を制した州の一つにコロラド州も含まれます。環境問題とNSA監視に関して主導的立場にあったマーク・ユーダルにコーリー・ガードナーが勝利しました。この選挙には州外の団体が何億ドルもの大金を投入しました。デンバーから、ニュースサイト「ザ・コロラド・インディペンデント」(The Colorado Independent)の記者で、コラムニストのスーザン・グリーンに話を聞きます。

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