« 前  

2014年7月22日(火)

  次 »
  • イスラエルによるガザ地区への攻撃は、3週目に入りました。パレスチナ人の死亡者数は600人を超え、そのほとんどが一般市民です。そのうちの100人以上は子供です。3700人以上のパレスチナ人が負傷しています。イスラエルは地上侵攻を始めてから、27人の兵士が死亡したと述べています。イスラエルは7月22日、ガザ地区で死亡したと見られるイスラエル兵士のうち、一人の遺体がまだ見つかっていない、または身元不明であることを正式に発表しました。この発表の2日前にハマスは、この兵士を捕らえたと述べていました。イスラエルは本日7月22日、現時点までに、モスク5軒とサッカー競技場を含むガザ地区の70箇所以上を攻撃しました。7月21日には、少なくとも103人のパレスチナ人が死亡しました。その中には、イスラエルがガザ市の居住塔地区を爆撃したときの11人が含まれています。この攻撃で5人の子供が死亡しました。ガザの中心の街デル・エル・バラでは、イスラエルがアル=アクサ病院を砲撃した際に5人が死亡、70人が負傷しました。イスラエルによって攻撃された医療施設は、過去2週間でこれが3件目になりました。負傷者の中には、約30人の医療従事者が含まれています。ガザからデモクラシー・ナウ!の特派員で独立系ジャーナリストのシャリフ・アブゥル・クドゥースに話を聞きます。「ガザは筆舌に尽くしがたい喪失の場であり、落とされる爆弾によって家族の人数が減り続けている場所です」と、彼は言います。

    クドゥースは、ガザ市にある、アルジャジーラのスタジオとフロアを共有しているAP通信社のスタジオから生中継で報告します。彼は、イスラエルが7月22日早朝、アルジャジーラの事務所の窓に発砲したと言います。彼の報告によると、アルジャジーラとAP通信は、ビルからスタッフを避難させました。AP通信はそれ以降、イスラエルが彼らの事務所を標的にはしないことを確認しましたが、アルジャジーラは同様のことを確認できておらず、彼らのスタッフはビルの一番下の階で待機しています。現在のところ、AP通信のスタッフは、任意で事務所での仕事に戻っています。「これはメディアを標的にした、もう一つの事例です」と、クドゥースは言います。

  • イスラエルによるガザ地区への攻撃は3週目にはいり、国際的な仲介による停戦への新たな動きが進行しています。イスラエルのツィッピー・リブニ法相は7月22日、ハマスの条件がイスラエル、米国、エジプトの条件とはかけ離れたものであるため、戦いの即時停戦の「希望はない」と述べました。ハマスの要求の中心は、イスラエルによるガザ地区封鎖の解除と、囚人となっているハマス成員の釈放です。7年間の包囲は、経済、市民活動のインフラ、水の供給をまひさせました。ガザでは、失業率が40%を超え、約80%が人道支援に頼っています。国連は、緊急な対策が取られなければ、ガザは2020年までには住めない場所になるだろうと警告しています。2012年11月の停戦では封鎖が緩和されるはずでしたが、イスラエルは逆にそれを強化しました。ハマスが「ゆっくりとした死」(slow death)と呼ぶ状況に対する闘いを続けることを誓う中、新たな停戦は、米国と他の諸国がイスラエルに方針を転換させるよう圧力をかけるかどうかに大きく左右されます。テルアビブから、イスラエル人ジャーナリストのギデオン・レヴィに話を聞きます。ハアレツ紙の最近の記事の中でレヴィは次にように書きました。「[ハマスの]条件は市民的だが、それを達成しようとする手段は軍事的で、暴力的、犯罪的だ。しかし(苦い)真実は、ガザがイスラエルに対してロケット弾を発射しなければ、誰も気にもかけないということだ。[ハマスの]要求のリストを読んでみて、その中に一つでも不当な要求があるか率直に判断してほしい」。

  • 多くの人々が、イスラエルによるガザの攻撃は、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地での3人の10代のイスラエル人少年が誘拐されその後殺された事件から始まった一連の出来事に端を発したものとしていますが、番組では、今回の危機の直接の原因がいかに無視されてきたかを検証します。ニューヨークタイムズ紙の最近の記事"How the West Chose War in Gaza"(「ガザの戦争は欧米の選択の結果」)の中で、国際危機グループのシニアアナリストであるネイサン・スロールは、今回の紛争の発端は、ハマスが2014年初頭に参加したパレスチナ統一政府を、イスラエル、米国、欧州が台無しにしようとしたことにあると主張しています。シリアのアサド体制への反対と、エジプトの軍事政権との不和によって孤立したハマスは、ヨルダン川西岸を拠点とするパレスチナ自治政府と和解しました。統一協定が致命的なガザの封鎖を緩和し、数千人の公務員に給料を払えるようになることを期待したからです。しかし、米国と欧州連合(EU)は、ハマスの職員への支払いを拒否する一方で、イスラエルがガザの封鎖を維持することを助けました。「ハマスとガザが窮状から脱するためのプランAが和解でした」と、スロールは言います。「しかしそれが頓挫したので、プランB、つまり現在我々が直面している危機が起こっているわけです。」

  • テルアビブから番組に参加するイスラエル人ジャーナリストのギデオン・レヴィは、イスラエル政府がパレスチナナ人の基本的権利を否定することをやめるまで中東平和は決して達成できないと主張します。「もちろんイスラエルは平和を望んでいます。しかしが望んでいるのは公正な平和ではない。」と、レヴィは言います。「すべては正義の問題です。過去を振り返って、イスラエルがどの段階で、どの瞬間に占領を止めようとしたことがあったかを考えてみてください。占領を終わらせる本当の準備ができていたことがあったという一例を示してみてください。そんなことは今まで一度もなかったのです。いつも時間稼ぎと現状維持だけでした。現状維持とはすなわち、ヨルダン川西岸の占領とガザの包囲、イスラエルでの平和な生活でした。そのことの究極の証明にあたるのが、[ヨルダン川西岸の]入植地です。イスラエルは入植地を作ることを決してやめませんでした。そして[そうしながら]、パレスチナ人と世界に対して、[我々は]この土地を明け渡すつもりはないと言っているのです」。レヴィからさらに、彼がイスラエル空軍のパイロットたちにガザへの空爆を拒否するよう要求した後で脅迫を受けた理由と、イスラエルを国際刑事裁判所に提訴しようとするパレスチナの取り組みが前向きな一歩になると彼が考える理由についても話を聞きます。

  • パレスチナ難民のための国連機関は、ガザ地区にある同機関の複数の施設に避難する人々の数が10万人以上に急増していると言います。未確認の報告によると、避難所の一つであるガザ中心部にある女子校は7月21日、イスラエルによって砲撃されました。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の報道官であるクリストファー・ガンネスから話を聞きます。ガザ地区の難民の状況は現在、想像を絶するほど悲惨です」と、ガンネスは言います。

Syndicate content