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2014年7月21日(月)

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  • イスラエルによるガザ地区の攻撃は、先週末に最大の犠牲者を記録し、パレスチナ人の死者数は通算で500人を超えました。19日夜から20日夜にかけての24時間で100人以上のパレスチナ人が殺害されました。そのうち72人は、ガザ市の中でも最も貧しい人口密集地域シェジャイヤ地区の住民です。イスラエル軍はシェジャイヤ地区に猛攻撃をしかけ、住宅を爆撃し、軍事要員と戦闘を繰り広げ、死屍累々の現場を残していきました。生存者は大量虐殺と呼んでいます。怯えた市民たちは、遺体が転がる街路を通って避難しました。負傷した住民は、自宅に放置され出血多量で死んでいきました。未確認の報告によると、20人以上の子ども、14人以上の女性が殺害されました。数十軒の家屋が破壊されました。何百人もの負傷者が担ぎ込まれたシファ病院は患者であふれ、遺体安置の場所がないほどです。潘基文国連事務総長は、シェジャイヤ地区の攻撃を「悪逆非道な行動」と非難しました。シャジャイヤの戦闘でイスラエル兵13人が死亡し、先週始まった地上侵攻によるイスラエル軍の死者数は通算で18人になりました。ガザ市からデモクラシー・ナウ!通信員シャリフ・アブゥル・クドゥースが、今回のシャジャイヤ地区の攻撃を詳しく報告します。それに加えて、イスラエル軍が空爆でアブー・ジャマアの一家24人を殺害したハーンユーニス市の事件の詳細も話ます。クドゥースは、現地の遺体安置所に集められた遺体を記録しました。

  • ガザ地区からの速報で、21日イスラエル軍がアル=アクサ病院を砲撃し、少なくとも5人が死亡、数十人の負傷者が出たと伝えられました。17日の地上侵攻開始から、イスラエル軍によるガザの病院への攻撃は少なくとも三度目になります。患者であふれるガザ市のアル=シファ病院から、ノルウェー人の医師マッズ・ギルバートが出演し、医療機関を直接ターゲットにしているイスラエルを非難しています。ギルバート医師は、72人が殺害されたイスラエルによるシャジャイヤ地区攻撃の多くの負傷者の治療に携わりました。ガザ地区からデモクラシー・ナウ!特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに話をききます。

  • シャジャイヤでの大量虐殺により、2週間にわたるイスラエル・ガザ攻撃のパレスチナ人死者数は500人以上に達し、うち100人以上が子どもです。そのほかに負傷者が3100人、8万1000人以上が難民となっています。パレスチナ難民のための国連機関UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)は、5万人以上が退避している学校で食糧と医薬品が底をつきはじめたと警告しました。保護を求める被難民の数は、地上侵攻が始まった17日から3倍近くに増加しています。この間に少なくとも130人のパレスチナ人が殺害されています。ガザのパレスチナ人権センター所長でロバート・F・ケネディ賞やライト・ライブリフッド賞を始めとする数々の賞を受賞をしている人権弁護士ラジ・スーラーニーに話を聞きます。

  • イスラエル国内では日増しに政治情勢が危険なものになっており、停戦を求めるデモが襲撃される事件がいくつも起きています。19日イスラエルのハイファで行われたアラブ系とイスラエル系の市民によるガザ爆撃に反対する反戦デモに対し、右翼活動家が妨害を加え、パレスチナ国旗を燃やし、人種的な中傷を叫び、石を投げつけました。ハイファの副市長スハイル・アサドと彼の息子も殴られました。20日には、ベールシェバの青年サッカーチームの主将が自分のフェイスブックページに、「左翼の有権者をガス室に送り、この国から左翼を一掃しよう」という書き込みをしました。ガザ侵攻が始まる前の週に、エルサレムや他の町で「アラブ人に死を!」と叫びながら街の通りを歩きまわっていた集団が目撃されています。19日にハイファで行われたデモに参加したイスラエル人平和活動家でデューク大学数学講師ラン・バーオンが、イスラエルから話します。もうひとりのゲストはAlterNet.orgのシニアライターのマックス・ブルーメンソールです。イスラエル国内での右翼過激思想の広がりを記録した近著Goliath: Life and Loathing in Greater Israel(『ゴリアテ:偉大なイスラエルの生活と嫌悪』)はベストセラーになりました。

  • 7月20日イスラエル軍が100人以上のパレスチナ人を殺害する中、イスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフは、ガザ攻撃は「必要なうちは」継続すると宣言しました。ネタニヤフ首相は、同盟諸国の支持を得たことが「我々の軍事行動に国際的な信用を付与する外交的な基盤となった」と説明しています。オバマ政権は、イスラエルが自己防衛をしているだけで、一般市民の犠牲の責任はハマスにあると主張して、イスラエルの軍事作戦に重要なお墨付きを与えました。しかし、最悪の犠牲者数を出したこの週末には、米国政府も懸念を表明しはじめました。オバマ大統領はネタニヤフ首相と3日で2度もの電話会談を行い、「死傷者の数が増加し続けていることを深刻に懸念している」と述べました。一方でジョン・ケリー国務長官は20日、テレビのトークショーを渡り歩き、イスラエルのガザ攻撃を公の場で擁護しました。しかし、カメラが捉えたCM中の私用電話では、ケリーは公の場では擁護したガザ攻撃の犠牲者の多さに苦言を呈していたようです。米国政府によれば、ケリー長官は21日にカイロに飛び、2012年11月時点の停戦状態に戻るべく事態の収拾を図る予定です。AlterNetシニア・ライターでベストセラー作家のマックス・ブルーメンソールによれば、オバマ政権は、「空虚な外交」を行うことにより、「ネタニヤフの地上攻撃を正当化し、我々が目の当りにしているような大量虐殺が可能になる政治環境を用意したのです…これは米国の外交の完全な失敗であり、オバマ大統領によるリーダーシップの放棄です。ガザから伝わってくる映像に心が痛むと述べながらも、病院の爆撃に使われた武器をイスラエルに供与することを監督し、承認したのは彼自身なのです。

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