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2014年7月17日(木)

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  • イスラエルは、施行日が7月18日に設定されている、エジプトが出した新しい停戦案を検討していると発表しました。今のところハマスからの発表はありませんが、彼らは前回の停戦案は、ハマスの指導者にその内容についての相談がなく、その条件ではガザに対する包囲攻撃もイスラエルからの空爆もほしいままにつづけられるという理由から拒否しました。新しい停戦案は、5時間だけ人道支援のための一時休戦が終わった直後に発表されました。この一時休戦は、国連が、イスラエルによって10日間の空爆されたガザ市民への物資の補給と、攻撃によって破壊されたものの修繕のために要請しました。16日にはイスラエルの小型砲艦がガザの砂浜に砲撃を行い、遊んでいた少年4人が殺害されました。少年たちはいずれも9~11歳で、親戚同士でした。同攻撃では他にも7名の大人と子どもが負傷しました。この光景を目撃した数名の国際的ジャーナリストの中には、今日のゲストで、ピュリッツァー受賞歴のあるニューヨークタイムズ紙の常勤フォトグラファー、タイラー・ヒックスもいました。また少年たちの遺族にインタビューした、デモクラシー・ナウ! 特派員シャリフ・アブデル・クドゥースにもガザから話を聞きます。

  • 中米各国から、母国での暴力を逃れるため、数万人の子どもたちが米国国境を越えています。番組ではこの危機的な状況の歴史的起源を見ていきたいと思います。米国は、ホンジュラスやグアテマラ、そしてエルサルバドルで、民主的政府を社会不安に陥れるという行為によって長いことその手を血に染めてきました。まさにこれらの国は、近年の大規模な移民の波の発生源となっています。7月第3週、オバマ大統領が過去数か月間に中米より米国に逃げてきた5万7000人を超える児童の排除を迅速に行うと誓ってから初めて、強制送還になる子供たちを乗せた飛行機がホンジュラスに飛び立ちました。38名のそのグループには、17名の女性の家族を伴った18ヶ月~15歳の子ども21名が含まれています。ホワイトハウス報道官ジョシュ・アーネストは、ホンジュラス人女性コルドヴァや、そのほかの人々の経験は、中米の人々にたいして「米国が手を広げては歓迎しないことを示すはずだ。」と述べました。

    しかし米国の資金援助と外交政策は長い間、中米の人々の生活を形成してきました。6月28日に発生から5周年となった、民主的に選出されたホンジュラスのマニュエル・セラヤ大統領を追放した軍事クーデターに、米国は異を唱えませんでした。カリフォルニア大学サンタクルーズ校のデーナ・フランク教授の分析では、麻薬取引やギャングよりも、このクーデターでホンジュラス国内の治安悪化への扉が開かれ、現在も行われる国家的な弾圧の波を招いたと言います。加えて、メキシコとの国境より5マイルほどのテキサス州ウェスラコより、人権活動家で弁護士のジェニファー・ハーバリーにも話を聞きます。ハーバリーの夫で、ゲリラ指揮官、マヤ人指導者でゲリラのエフライン・バマカ・ヴェラスケスは、80年代にグアテマラ軍に捕まったのち行方不明になっています。ハーバリーは著書Searching for Everardo: A Story of Love, War, and the CIA in Guatemala(『ベラルドを探して:愛、戦争、そしてグアテマラのCIAの物語』)を執筆、数十年に渡り、夫の事件についての機密情報公開を求めてきました。

  • 5つの国からなるグループが、米国に支配される世界銀行と国際通貨基金(IMF)に挑戦する、独自の開発銀行を立ち上げました。BRICSと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国そして南アフリカの国々のリーダーは、ブラジルのフォルタレザで行われたサミットで、新開発銀行(New Development Bank)を発表。同行は上海に本部を置きます。BRICSの国々は合計で国内総生産の世界合計の25パーセント、世界人口の4割を占めます。この動きについて、ノーベル賞経済学者で、コロンビア大学教授、元世銀の主任エコノミスト、ジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。新開発銀行の立ち上げについてスティグリッツは「多くの意味でこれは非常に重要です」と言います。「金融のインフラ、気候変動への適応など、貧困国が明らかに必要としている全てにつぎ込まれる金の流れが増えるということです。それにこれは世界経済と政治権力における、根本的な変化を反映しています。現在のBRICS各国は、世銀とIMFが作られたときの先進国よりも金持ちだ。われわれは別の世界にいるのに、古い組織は時代遅れのままなのです」

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