« 前  

2014年7月2日(水)

  次 »
  • 本日のデモクラシー・ナウ!はバルト海ゴトランド島にあるスウェーデンの町ヴィスビーから中継します。ここでは一週間にわたり「アルメダレン・ウィーク」が開催されています。これはおそらく世界中どの国にも見られない政治フェスティバルで、2万5千人以上の人々が政治的演説を聞き、セミナーに参加するために集まります。何百もの政治組織に加え、社会民主主義から緑の党、フェミニスト先導党まで、全てのスウェーデンの政党も参加しています。ウプサラ大学社会人類学者であるブライアン・パーマーにスウェーデンの政治情勢について話をうかがいます。パーマーによると、進歩的な候補者や緑の党の候補者が9月に行われるスウェーデンの選挙において優勢になると期待され、またスウェーデンはEUへ戦闘的なフェミニストを送る最初の国だということです。スウェーデンはシリアからの亡命移民を誰でも受け入れる政策を取っており、最近の研究では、他のヨーロッパ諸国に比べ移民に対する態度がより肯定的であるということです。

  • スウェーデンのヴィスビーで行われている一週間にわたるアルメダレン政治フェスティバルでは、気候変動と危機に対するスウェーデンの役割が、主要な問題の1つになっています。5月、スウェーデン教会の司教は、気候変動を「人類が直面する史上最大の共通課題」という共同声明を出しました。スウェーデンの新しい大司教アンティエ·ヤカレエンは、科学者、政治家、文化的著名人や宗教指導者に対し一致協力してこの問題に取組むよう呼びかけた人々の一人です。ヤカレエンはスウェーデン初の女性主教として歴史を作った後この呼びかけをしました。「教会は世界的な運動の一部です」と彼女は言います。 「正義はキリスト教会の根本にある問題です」

  • アルフレッド・ノーベルの母国でもあるスウェーデンは、サーブ、ボルボ、スカイプという、世界的にも有名な企業を輩出した国としても知られています。しかし多くの人々が知らないのは、この国が世界でも最大の兵器製造業者であるということです。同国は国民一人当たりの武器輸出量がイスラエル、ロシアに続き世界三番目となっており、その武器の5割以上がサーブ社によって製造されています。スウェーデン政府は国際紛争に対して常に中立的な立場を保ち、平和維持と対外援助を通して支援を送っていますが、その一方でサウジアラビア、タイ、バーレーンやエジプトを含む人権侵害を続ける国の政権に、軍事兵器を送り続けています。本日は兵器工場に侵入し輸出用の武器を強打し、3回の実刑判決を受けた平和活動家マーティン・スメジェバックと、世界最古の平和団体「スウェーデン平和仲裁協会」(Swedish Peace and Arbitration Society)のアンナ・エクに話を聞きます。スウェーデンは今年初めに世界的な武器貿易条約に署名した一方、自国の法律に汚職防止条項を組み込むことに抵抗したとエクは言います。

  • スウェーデンの国会議員、緑の党のパー・ボーランドに気候変動、国内政治、NSAの世界的監視についてのスウェーデンからの反響、そしてウィキリークス創立者ジュリアン・アサンジと政府のこう着状態について話を聞きます。2006年にスウェーデンの国会議員として選出されたボーランドは、緑の党の金融政策スポークスマンであり、党の執行委員会のメンバーでもあります。

  • スウェーデン外相のカール・ビルトはウィキリークス創立者ジュリアン・アサンジについてのデモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンによる質問に答えることを拒否しました。アサンジは性犯罪の申し立てに対しスウェーデンより尋問を迫られています。先日アサンジの代理人たちは、スウェーデン政府にロンドンのエクアドル大使館で2年間の監禁を強いられているアサンジへの令状を取り下げるよう要請しました。アサンジはスウェーデンに戻ることにより、最終的にアメリカに送還され起訴されることを恐れています。代理人たちはアサンジがエクアドル大使館内にいる間は礼状を強制することはできないので撤回すべきであり、スウェーデン検察はロンドンで彼に質問することを拒否していると述べています。アサンジには尋問のための令状が出されていますが、正式に起訴されているわけではありません。スウェーデンによるアサンジの処置に対し、 59の国際機関が異議を唱える報告書を国連へ提出しました。ヴィスビーで行われているアルメダレン・ウィークという政治フェスティバルで、ビルトは、これはスウェーデンの政治的な問題ではなく司法制度の問題と述べ、それに対するコメントを拒否しました。またアサンジの法律顧問ジェン・ロビンソンから、ビルトのコメントへの反応とアサンジとNSAの内部告発者エドワード・スノーデンの類似点について聞きます。「現在、米国で告発されるのを恐れて、世界各国に亡命する内部告発者、出版者、ジャーナリスト達が増える傾向があります」とロビンソンは語ります。

Syndicate content