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2013年9月25日(水)

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  • 国連総会はめったにないような外交的進展をもって幕を開けました。米国とイランがイランの核開発問題で交渉の席に着くとしたのです。これで、イラン経済を打ちのめしている米主導の制裁が終わる可能性も出てきました。26日には米国のジョン・ケリー国務長官とイランのモハマド・ジャバド・ザリフィン外相が両国間ではここ数年で最も高いレベルの会合に臨みます。24日の国連総会演説ではオバマ大統領とハッサン・ロウハニ大統領がともに、今年6月のロウハニ当選以来高まっていた両国間の外交交渉を求める声を支持するとしました。米イラン関係の雪解けの可能性についてナーゲス・バジョーグリと話します。彼女は大学院生で、イランの化学兵器戦で生き残った10万人の人たちの物語をThe Skin That Burns(『燃える皮膚』)というドキュメンタリーにまとめた映画監督でもあります。

  • 少なくとも67人が死亡したナイロビのウエストゲート・ショッピングモールのろう城事件で、ケニアは3日間の服喪に入りました。モールは3つの階にわたって瓦礫となっており、そこから遺体が発見されれば死者数はさらに増える恐れがあります。ソマリアの武装集団アルシャバブが犯行声明を出し、これはケニアによるソマリアへの軍事介入の報復であるとしています。先般の著書及び映画Dirty Wars: The World is a Battlefield(『汚い戦争:世界は戦場だ』)でケニアとソマリアを取材した独立ジャーナリストジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。2006年にエチオピアがソマリアのイスラム法廷連合を転覆させるのをブッシュ政権が支援しましたが、スケイヒルはそのことがアルシャバブが今のような支配的な武装勢力に拡大するのを助けたと言います。「アルシャバブはそれまでソマリアではとるに足らない存在でアルカイダもソマリアにはほとんどいなかったのです。ところが米国が、ソマリアの武装勢力を支援しイスラム法廷会議を追い出したため、アルシャバブが一大勢力を得た。そして手強くなったその相手と米国は闘わざるをえなくなったのです」

  • 国連総会演説でオバマ大統領は、歴代の米政権が支援してきた、国際的に認められた自衛権の規範を踏み越えて軍事力を行使する強行な軍事原理をおおっぴらに容認しました。オバマは世界に向けて、中東における「我々の核心的権益」を防衛するために、米国は軍事力を行使することをためらわないと述べました。その権益とは米国による石油へのアクセスです。独立ジャーナリストのジェレミー・スケイヒルは「(オバマは)基本的に、米国は帝国主義国家であり、必要ならばどんなことをしてでも世界中の人々から土地を奪い資源を奪うとカミングアウトしたのです」と言います。「まさに赤裸々な帝国主義宣言です……将来、オバマが何を残したかふり返ると、極右勢力の理念が確固としたものになった、米国史上とても重大な期間だったと気づくことになるでしょう。オバマ大統領は帝国の強引かつ攻撃的な守護者の役割を果たしています。」

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