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2013年9月24日(火)

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  • 国連総会のためにニューヨーク市を訪問中のエクアドルのリカルド・パティーニョ外相から、注目を浴びている2つの環境法廷闘争への同国政府の関わりについて話を聞きます。エクアドルの裁判所は、185億ガロンもの非常に有毒な廃棄汚泥を熱帯雨林に投棄した石油大手シェブロン社に対し、エクアドルの先住民と地方住民らに190億ドルを支払うことを命じました。しかしシェブロン社はこれを拒否し、9月第3週にオランダのハーグにある国際調停委員会が2011年の最初の判決の妥当性を疑問視する仮決定を下したことで、部分的な勝利を勝ち取りました。パティーニョはまた、エクアドルが取り組んできた、アマゾンの熱帯雨林の一部を保全する政策を断念した理由について語ります。この政策とは、同国がその地域で掘削をしないことに対する対価を富裕国に支払わせるというものでしたが、それによって十分な金を集めることはできなかったとエクアドル政府は言っています。ヴァンダナ・シヴァ、ナオミ・クライン、ジェイムズ・ハンセンら第一線で活躍する環境保護者らは最近、エクアドルのラファエル・コレア大統領にこの政策を断念しないようを求めた公開書簡の中で次のように記しました。「世界中の数千人の他の市民と共に、我々は「ヤスニITTイニシアティブ」(Yasuni-ITT initiative)を、脱化石燃料社会における国際的奮闘の先駆的な第一歩として見ています。エクアドル政府による最近の断念の決定を受けても、この取り組みを再び取り戻そうとするエクアドル市民たちの決意に我々は勇気付けられています」。

  • インタビューの後半では、エクアドルのリカルド・パティーニョ外相から、ラファエル・コレア大統領が今回の国連総会に出席しない理由、2012年に亡命が認められた後、ロンドンのエクアドル大使館に450日以上滞在しているウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジの苦境、米国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデンをめぐる2013年夏の劇的な出来事と彼の政治亡命を求める試みの中でのエクアドルの役割について聞きます。また、パティーニョはキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長の健康問題と、ベネズエラの故ウゴ・チャべス大統領が遺したものについても触れます。

  • トランスカナダ社は5年前の2008年9月、カナダからのタールサンドオイルを米国のメキシコ湾岸の精製所に運ぶキーストーンXL原油パイプラインの建設を求める許可を提出しました。この計画は、過去数十年の中で米国で最も論議を呼んだ環境闘争の一つを引き起こしました。オバマ政権は当初、キーストーンXLを許可する構えのようでしたが、環境保護主義者とパイプライン沿いになるの州の住民たちの前代未聞の抗議が、数度にわたり承認の遅れを引き起こしました。カナダ政府はキーストーンXLを承認させようとオバマ政権にさまざまな圧力をかけてきましたが、最近は、パイプラインの建設が実現するなら、二酸化炭素の排出量を削減すると公約して圧力をさらに強化しています。カナダの第一線で活躍する環境活動家で、20年にわたってクリーン・エネルギーをめぐる活動を行い、グリーンピースの気候チームの共同部長だったツェポラ・バーマンから話を聞きます。彼女は現在、「タールサンド解決ネットワーク」(Tar Sands Solutions Network)の運営委員会のメンバーとして、タールサンド抽出を止めることに精力を注いでいます。バーマンはまた、「森の倫理」(ForestEthics)の共同設立者で、This Crazy Time: Living Our Environmental Challenge(『狂気の時代:環境課題の中でどう生きるか』)の著者でもあります。バーマンから、地球温暖化について発言する科学者たちをカナダ政府がどうやって沈黙させ、環境法を急速に変更させているかを語ります。また政府によるタールサンド抽出の推進が、実は環境活動家、先住民コミュニティ、地方の地主たちを結び付ける、草の根活動にとっての理想の起爆剤であると彼女が信じる理由について話してもらいます。

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