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2013年9月18日(水)

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  • 1週間以上にわたるコロラド州の大雨がやっとあがりました。この雨によって、専門家が「千年洪水」(千年に一度の洪水)と呼ぶ大洪水が起きました。先週、ボールダー郡の複数の場所では54cm以上の雨が降りました。同地域の平均年間降水量の2倍近い数字です。この洪水で少なくとも8人が死亡し同地域の家屋1600戸が倒壊、2万戸が何らかの損害を被りました。そのほかにも数十の橋や道路やハイウェーの主要部分が通行不能になっています。多くの住民たちは浸水や冠水で身動きがとれなくなりました。全体の洪水域は17の郡に及び、これはデラウエア州に匹敵する面積です。1週間に及ぶこの破壊的な洪水が終わって、コロラド州の住民は今度は汚染水の問題に直面しています。州の北東部には数千ものガス井や油井の基地があり、そこも押し寄せる洪水にやられたのです。2人のゲストに話を聞きます。ジム・プーランはコロラドの公共ラジオ局KGNUの記者兼プロデューサーです。もう1人は350.comの共同創設者でディレクターのビル・マッキーベンです。

  • 350.comの共同創設者でディレクターのビル・マッキーベンが21日に行われる全米的なキーストーンXL石油パイプラインへの抗議行動「Draw the Line(けじめを付ける)」について話します。16日にはすでに、テキサス州ヒューストンで議論の的となっているこのプロジェクトを推し進めるトランスカナダ社のオフィス前で抗議した13人が逮捕されています。マッキーベンは Oil and Honey: The Education of an Unlikely Activist(『石油と蜜:見込みのない活動家を教育する』)という新著を出したばかりです。マッキーベンは、オバマがキーストーンXL の建設を承認するか否かの決断を保留しているのは歴史的なチャンスだと話します。「もし(オバマが)キーストーン・パイプラインにノーを突きつけたら彼は世界で初めて『建設は相成らん、なぜなら気候に悪影響があるからだ』と表明する指導者となれます」とマッキーベンは言います。「そうしたらコペンハーゲン以降行き詰まっている気候交渉が再開されるきっかけになるかもしれません……よくオバマは自分の議会の愚かしさを非難していて、それは的を得ています。が、キーストーンに関しては自分自身で決定をくださなくてはならないことになってしまった。ですからここはひとつ正しい決断を下したほうがいいのです。」

  • 33年前の9月18日、米国は自国領土内での核ホロコーストの発生を辛くも回避しました。いわゆる「ダマスカス・アクシデント」です。アーカンソー州ダマスカス郊外のミサイル発射基地で大陸間弾道弾タイタンⅡが事故を起こしたのです。通常の保守点検作業中、若い作業員が重さ4キロの工具をサイロ内で落としてしまいました。それがミサイルの外殻を突き破って可燃性のロケット燃料の大規模漏出を引き起こしました。タイタンⅡの先端部にはかつて米国ミサイルに搭載された中で最強の熱核弾頭が載っていました。広島を破壊した爆弾の600倍の威力があったのです。事故からの次の9時間、空軍のグループは決死の覚悟でミサイルを大規模爆発から救おうと奮闘しました。爆発すれば計り知れない被害が必至でした。その詳細がエリック・シュロッサーの新著Command and Control: Nuclear Weapons, the Damascus Accident, and the Illusion of Safety(『指揮と統制:核兵器、ダマスカス・アクシデント、そして安全幻想』)に書かれています。同書は、米国国内での核爆発事故や、偶発的な戦争勃発まで間一髪の状態になったことが、どのくらい頻繁に起きてきたのかを検証してします。最近になって公開された数千もの政府文書や何人もの軍人、核科学者へのインタビューを基に、シュロッサーは米国の核兵器が人類にとって重大な危険であることを示します。

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