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2013年9月12日(木)

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  • 億万長者のマイケル・ブルームバーグ市長による3期ににわたる市政を経たニューヨークでは、9月第1週に行われた予備選挙で、進歩派の候補たちが圧倒的な勝利をおさめました。市長候補のビル・デブラシオは、ブルンバーグによる市警の「路上尋問」(stop and frisk)反対を表明し、拡大する貧富の差に対策を打つことを公約したことで民主党候補のトップに躍り出ました。市議選候補者予備選についても、多くの進歩派候補が予期せぬ勝利をおさめています。「ニューヨーク市は、ここ50年で 最も進歩的な市政を選出しようとしています」と、デモクラシー・ナウ! 共同司会者で、ニューヨーク・デイリー・ニュースのコラムニストも務めるフアン・ゴンザレスは語ります。

  • オバマ大統領の確約にも関わらず、米国家安全保障局(NSA)を巡るスキャンダルは、引きつづき拡大しつづけています。英ガーディアン紙は、NSAが日常的に米市民についての手の加えられていない情報をイスラエルに渡していた、と報道しています。「NSAは、同局が『未加工通信情報』と呼ぶ、誰にいつ電話したか及び、通話内容、メール本文、携帯メール、チャットなどの内容を含む情報を共有してきたのです」とアメリカ自由人権協会(American Civil Liberties Union/ACLU)のアレックス・アブドは言います。「これらの情報のすべてが渡されていたようです。」加えてアブドに、NSAが16000件の米国の電話番号を誤って「警戒リスト」に載せていたことを証明する文書の機密指定を政府に解除させることに成功した、ACLUの闘いについて話を聞きます。

  • 米国労働総同盟産業別組合会議(AFL-CIO)は、従来同連盟に含まれていなかった移民、低賃金労働者を含む、数千万人の労働組合非加入者の参加を求めていく新たな計画を発表し、これは労働者の権利にとって大きな前進となる可能性があります。この動きは、労組の会員数が大幅に減少し、労組の本拠地と見なされてきたウィスコンシン州などで団体交渉権が削減されるなどの現象を見てのことです。一方ウォルマートや、マクドナルドなどのファーストフード・チェーン店の労組非加入労働者は、賃上げを求める1日ストを行い、弾みをつけています。「テキサス労働者擁護プロジェクト」(Workers Defense Project in Texas)理事長で、AFL-CIOが4年ごとに開く総会に出席したばかりのクリスティーナ・ツィンツンに話を聞きます。

  • 新たな研究によって、米国の所得の格差は記録に大きくなっていることが分かりました。ある税申告の分析は、2012年の米国の富裕層1%の所得と、それ以外の99%の市民の所得の間に空前の差があったとしています。米国のトップ1%にあたる層は、世帯収入全体の19パーセント以上を稼ぎ、これまでの最高だった1927年の格差記録を破りました。米国の所得格差は過去約30年に渡り拡大しつづけてきました。新刊書The American Way of Poverty: How the Other Half Still Lives(『米国の貧困:生き続ける「もう一つのアメリカ」』)の著者サーシャ・アブラムスキに話を聞きます。同書は1962年のマイケル・ハリントンの画期的著書The Other America(『もう一つのアメリカ 』)で、「豊かさの時代」を享受することのなかった人々の生活を記録した精神を引き継いだ作品となっています。ハリントンの著書に刺激され、当時のリンドン・B・ジョンソン大統領は「貧困撲滅運動」を起こしました。

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