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2013年9月4日(水)

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  • 米国がシリアへの軍事力行使を話し合う中、国連はこの内戦を逃れて国外へ逃げたシリア難民数が200万人を超し、居住地から別の地域に避難した国内難民も400万人になったことを明らかにしました。この12カ月でシリアを逃れる子供や女性や男たちの波は10倍近くに膨れ上がりました。平均すれば毎日5000人近くがシリアの隣国へ逃げ込んでいることになります。国連は8月、この内戦は1994年のルワンダ大虐殺以来最悪の難民危機になるだろうと警告しました。シリアでの戦闘で殺された人の数は2011年以降10万人を超え、うち7000人ほどが子供たちです。レバノン・ベイルートから国際救済組織オックスファムのアメリカ代表レイモンド・オッフェンハイザーに話を聞きます。彼はヨルダンとレバノンの難民キャンプから戻ったばかりです。

  • 3日の米上院シリア問題公聴会でジョン・ケリー国務長官は、多数の死者を出した8月下旬の化学兵器攻撃はアサド政権に責があるとする動かぬ証拠があると主張しました。しかし軍事行動を求める米政府の主張には重要な部分で疑問が残ります。そのことに関してマクラッチー紙の記者、マーク・サイベルに話を聞きます。シーベルは同紙の最新記事 To Some, U.S. Case for Syrian Gas Attack, Strike Has Too Many Holes(『一部の人にとっては、シリアの毒ガス攻撃、に対する米政府の空爆への論理は穴だらけ』)を共同執筆ました。「国連による毒ガス調査の正確度にも疑問が残りますし、この攻撃で殺された人の数、さらにはどの順番で何が起きたのかという米政府の説明についても、いろいろ矛盾があるのです」とサイベルは話します。米政府は今回の件に関して「人的情報、通信情報、地理空間での諜報情報などの流れをいくつも収集した」とし、それらの情報からアサド政権が3日前から攻撃の準備をしていたことを証明した、としています。「それなら2つの疑問が生まれる」とサイベルは書いています。「なぜ米国は反乱勢力側にこの差し迫った攻撃のことを伝えて数百人もの命を救わなかったのか? なぜ米政府はこの怪しげな動きを察知しても口をつぐんだままだったのか? 米政府は過去少なくとも1度、似たような動きを察知したときには警告を発して国際的に大騒ぎをしている」

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