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2013年9月3日(火)

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  • オバマ大統領はシリア政府に対して行動を起こす前に議会の承認を求めると発表し、多くの人々を驚かせましたが、米政府は、その数日後、議会にシリア空爆を承認するよう促す「押し流し作戦」(flood the zone)と呼ばれるキャンペーンを始めました。米政府は8月31日、大統領が「シリア紛争での化学兵器あるいは他の大量破壊兵器の使用に関連して必要および適切であると確信するなら」、大統領が武力を行使することを許可する軍事決議案を発表しました。軍事介入に批判的な人々は、この決議草案は地上軍投入の可能性、あるいは結果的な他国への攻撃に道を開くだろうと言っています。「これは、シリア内と近隣諸国、特にレバノンとイランにおける勢力間の緊張を増大することになるでしょう」と、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの国際関係と中東研究の教授ファワズ・ガーゲスは言います。「米国の軍事介入は、地域勢力特に、サウジアラビア、トルコ、カタールといった勢力、そして他方でイラン、ヘズボラ、そして程度は軽いもののイラクといった勢力のシリアへの関与をより深いものとするでしょう。アラブとイスラム圏の人々が集合的に抱えている、欧米による覇権主義的な攻撃の記憶を呼び覚ますことになるでしょうね。アラブの頭の中では、イラクで起きたことはいまだに現実として生きていますから。」米政府が米軍の介入を議論する一方、国連はシリアから脱出した避難民の数は二百万人に達したと発表しました。過去12ヶ月で、シリアから脱出した老若男女の数は約10倍に上昇しています。

  • ニューヨークタイムズ紙は、米国の麻薬取締局(DEA)が国家安全保障局(NSA)よりも広範囲に渡る米国通話記録データを持っていることを明らかにしました。「半球プロジェクト」(Hemisphere Project)と呼ばれるDEAの極秘プログラムの下で、DEAはAT&Tの設備を経由して送受信された全ての通話記録を1987年までさかのぼって入手することができます。この期間は、ジョージ・W・ブッシュ大統領の下で始められたNSAによる通話記録データ収集よりも長い期間をカバーしています。毎日、およそ40億の通話記憶がデータベースに入れられ、それはAT&Tによって保管されています。米政府はAT&Tの社員に報酬を払って、DEAの複数の部署に出向させ、DEAが行政召喚状を入手したら即通話記録を渡せるようにしています。DEAはこのデータは、電話を頻繁に変える麻薬密売人たちを捕らえるのに役立つと述べてますが、人権擁護活動家らはプライバシーに関する大きな懸念を引き起こすと述べています。ニューヨークタイムズ紙の国家安全保障担当記者で、Drug Agents Use Vast Phone Trove, Eclipsing NSA’s(『麻薬取締局がNSAを上回る通話記録データを使用』)という記事を共同執筆したスコット・シェーンに話を聞きます。

  • 英国放送業界の伝説的人物デビッド・フロストが心臓発作のため死去しました。74歳でした。彼はテレビ番組の司会者として50年以上活躍し、お得意の長時間インタビューでその名を知られていました。最も有名なのは、1977年の、失脚した米国元大統領リチャード・ニクソンとの一連の歴史的インタビューで、ニクソンはそのとき辞職して3年経っていました。このインタビューは28時間以上続き、最終的にはニクソンが、ワシントンD.C.のウォーターゲート・ビル内で野党民主党を盗聴したことととその後の隠蔽における役割に関して、暗黙のうちに罪を認める結果に終わりました。このインタビューはその後、アカデミー賞受賞監督のロン・ハワードによって2008年に『フロスト×ニクソン』として映画化されました。デモクラシー・ナウ!は2008年12月、ハワードに同映画についてインタビューしています。

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