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2013年8月28日(水)

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  • 英国は国連安全保障理事会にシリアへの軍事行動を認める決議案を提出する予定です。米国とその同盟国はアサド政権への攻撃を念頭に入れて準備を進めています。決議案は化学兵器を使用したとしてシリア政府を非難し、「市民を保護する必要な手段」を取ることを承認するものです。ロシアと中国はこれに拒否権を発動すると見られ、そうなると米国主導の空爆はNATO(北大西洋条約機構)経由で行われることになりそうです。オバマ政権はシリア国内でのこの軍事行動は化学兵器の使用に対するものであり、政権の退陣を求めるものではないとしています。しかし批判者は同じような主張がリビアへのNATO介入の当初にも行われたと指摘します。「軍事的な解決は存在しない」と言うのは政策研究所(Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニスです。「米国からのさらなる攻撃は状況を悪化させるだけです。シリアの一般市民をよりひどい危険にさらすだけで、保護などしません」

  • 米国で最古の原子炉の1つで最も物議を醸した1つでもある原子力発電所が2014年暮れに閉鎖されることになりました。同原発を運営するエンタージー社が27日に発表したもので、バーモント州バーノンに位置するバーモント・ヤンキー原発が経済的理由で閉鎖となります。この施設は何十年にもわたって抗議の対象で、何度も放射性物質であるトリチウムの漏出事故を起こしてきました。バーモント州上院は2010年、さらに20年の同原発の追加運用を許可する権限を州委員会に与える法案を否決しています。この閉鎖で米国の稼働原子炉は99基となります。本日のゲスト、原発会社幹部だったアーニー・ガンダーセンは日本で現在も続く東電福島原発の核災害の影響もあり、米国ではさらに多くの原発が閉鎖となるだろうと見ています。「こうした小規模の単基のみの原発で、特に福島第一と似たものは、これからさらに閉鎖に向かいます。なぜなら稼働43年近い老朽化した原発を運用して、しかも福島事故に関連した仕様変更に数億ドルをかけねばならないのは経済的にも意味をなさないからです」とガンダーセンは言います。

  • 日本の原子力規制委員会は28日、福島第一原発で放射能汚染水がタンクから漏れている直近の事故について国際原子力事象評価尺度(INES)の評価を正式に「レベル3」(重大な異常事象)に引き上げました。同原発を運営する東京電力は先週、高濃度放射能汚染水330トンが施設内貯水タンクから漏れたと発表しました。作業員チームが大急ぎで放射能汚染水を貯めているその他数百のタンクでの漏出の有無を検査しています。原子力規制委は東電が貯水タンクを正しくモニターしていなかったと批判しています。「問題は悪化する一方です」と警告するのは米国内70カ所の原子力発電所のプロジェクトをまとめてきた元原発会社幹部アーニー・ガンダーセンです。「放射能汚染水が漏れ出ていると言いますが、それはつまり同じ速さでこの原発内に地下水が漏れ入ってきているということなんです」

  • ワシントン大行進50周年の本日の記念の1つとして、マーティン・ルーサー・キング師と公民権運動を描いたアカデミー賞候補のめったに見られないドキュメンタリー映画が全米で劇場上映されています。King: A Filmed Record...Montgomery to Memphis(『キング:フィルムが捉えた記録……モンゴメリーからメンフィスへ』)は大部分がオリジナルのニュース映像から構成され、1970年に全米650映画館で一夜のみ「1回きり」のイベントとして公開されました。しかしそれ以来ほとんど上映されることのなかった映画です。同映画からキングが50年前の1963年8月28日に行った有名な「私には夢がある」演説の抜粋を放送します。映画の共同プロデューサーのリチャード・カプランにも登場願います。

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