カリフォルニア州の囚人が、彼らが非人道的だと指摘する拘置所の環境に抗議するハンストは10日目に入りました。囚人の要求は、栄養ある十分な食事、グループ単位での刑罰の停止、厳重に警備された独房での長期にわたる監禁の禁止などです。この独房は「スペシャル・ハウジング・ユニット」と呼ばれ、3000人以上の囚人が人との接触もなく、窓もないところで拘留されており、10年以上もこの独房に拘留されている囚人もいます。独房禁止のためのカリフォルニア州家族の会( California Families to Abolish Solitary Confinement )の創設者のドロレス・カナルズに話をききます。彼女はペリカン・ベイ刑務所で12年以上も独房に監禁されているジョン・マルティネスの母親です。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)代表で、カリフォルニア州の刑務所の長期に渡る独房監禁に対する訴訟でペリカン・ベイ刑務所の囚人を代表する弁護団の代表でもあるジュールズ・ロベルにも話をききます。「全米で約8000人の囚人が独房に拘置されています。これは非人道的です。加えてカリフォルニア州のやり方は特に極端で、窓もなく、電話も使用できず、囚人を完全に孤立させようとしているのです」とロベルは説明します。またカリフォルニア矯正更生局(California Department of Corrections and Rehabilitation)の広報担当の声明も放送します。
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