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2013年7月17日(水)

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  • カリフォルニア州の囚人が、彼らが非人道的だと指摘する拘置所の環境に抗議するハンストは10日目に入りました。囚人の要求は、栄養ある十分な食事、グループ単位での刑罰の停止、厳重に警備された独房での長期にわたる監禁の禁止などです。この独房は「スペシャル・ハウジング・ユニット」と呼ばれ、3000人以上の囚人が人との接触もなく、窓もないところで拘留されており、10年以上もこの独房に拘留されている囚人もいます。独房禁止のためのカリフォルニア州家族の会( California Families to Abolish Solitary Confinement )の創設者のドロレス・カナルズに話をききます。彼女はペリカン・ベイ刑務所で12年以上も独房に監禁されているジョン・マルティネスの母親です。憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)代表で、カリフォルニア州の刑務所の長期に渡る独房監禁に対する訴訟でペリカン・ベイ刑務所の囚人を代表する弁護団の代表でもあるジュールズ・ロベルにも話をききます。「全米で約8000人の囚人が独房に拘置されています。これは非人道的です。加えてカリフォルニア州のやり方は特に極端で、窓もなく、電話も使用できず、囚人を完全に孤立させようとしているのです」とロベルは説明します。またカリフォルニア矯正更生局(California Department of Corrections and Rehabilitation)の広報担当の声明も放送します。

  • 「トレイボンに正義を」の抗議デモは、今週末100都市以上で行われる予定です。活動家らは連邦政府によるジョージ・ジマーマンの告訴とフロリダ州とその他多くの州で施行されている「スタンド・ユア・グラウンド(正当防衛)」法の撤回を求めています。本日はオハイオ州立大学の法学部教授でベストセラーのThe New Jim Crow: Mass Incarceration in the Age of Colorblindness(『新たな黒人差別:大量投獄に見る隠された人種差別』)の著者、ミシェル・アレグサンダーに話をききます。アレグサンダーは、マーティンの死を引き起こし、犯人が無罪になった偏見は米社会と米国の刑事司法制度そのものに深く根付いていると言います。「黒人の男性や少年を絶え間ない問題だとしていたジマーマンの思考は、米国の刑事司法制度、学校、そして政治をむしばみ、それがこのような悲惨な結果を生み、世界でも類を見ない刑務所制度を生み出し、犯罪者や重罪犯罪者の烙印を押されたことのある何百万人もの国民から基本的な公民権と人権を剥ぎ取る結果となっているのです。この考え方こそが、人種と階級で人を決めつけ、その人たちには最小限の配慮と懸念さえも与える価値がなく、残酷に取り扱われても無罪放免になる、という風習を生み出しているのです」

  • 最近の調査によると、トレイボン・マーティンが射殺され、その犯人が無罪判決を受けるのは珍しいケースではないということです。マルコムX草の根運動 (MXGM) が出版する年次調査広告書、「ゲットー・ストーム作戦」(Operation Ghetto Storm)によると、2012年には少なくとも136人の非武装のアフリカ系アメリカ人が警察、警備員、ボランティアの自警団に射殺されています。全般的に見ると司法管轄外の射撃で、28時間に1人の黒人が殺害されていることになります。本日は、MXGM のベテラン・オーガナイザーであり、Let Your Motto Be Resistance: A Handbook on Organizing New Afrikan and Oppressed Communities(『反抗をモットーとせよ:新しいアフリカ系米国人と抑圧されたコミュニティのためのハンドブック』)の著者でもあるカリ・アクノに話を聞きます。「これは黒人を犯罪者と見る固定観念の表れです」とアクノは語ります。「この固定観念は、米国全体にに体系的に存在しています。われわれはその核心に迫り、もっと深い話し合いをしなければなりません。今行われている(トトレイボン・マーティン判決への)大規模な抗議運動は、その話し合いを始める第一歩になると思います」

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