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2013年7月12日(金)

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  • カリフォルニア州の受刑者12,000人以上がハンガーストライキに入り5日目になります。彼らは、長期の独房監禁は「国家による無期の拷問」の一種だとして廃止を求めています。他にもグループ全体に対する懲罰の廃止や、「ギャング活動」の定義の変更、食事の質の改善、ヘルスケアと教育サービスの利用機会を増やすことなども求めています。ハンスト以外にも、1000人以上の受刑者が授業や所内作業への出席を拒否しています。過去2年間で大規模ハンガーストライキはこれが3度目となります。今回のストはペリカンベイ州刑務所ではじまり、州内33カ所の刑務所のうち3分の2に広がりました。看守は、監房の捜索、精神鑑定、面会や通信の拒否などの脅しで対応していると報道されています。「一番の問題は独房監禁ですが、他にも多くの問題が指摘されています」と、去年、米国内刑務所の独房の使用について調査を行ったマザー・ジョーンズ誌のシェーン・バウアー記者は言います。「ハンガーストライキは広範囲に広まりました。刑務所ごとに要求もそれぞれです。時給を13セントから1ドルに引き上げるよう求めるものもあれば、学びの場となるクラスを復活させるよう求める声もあり、要は近年削減された多くのサービス復活を求めているのです」。バウアーは、イランの刑務所に26カ月間監禁された経験があり、解放された後ほどなく米国の独房監禁についての調査をはじめました。

  • 水圧破砕またはフラッキングと呼ばれる天然ガス採掘方法には多くの異論がありますが、これまでの予想を越える強力な地震を引き起こす可能性があるという警告が科学者のあいだから出ています。フラッキングでは数百万ガロンもの水と砂と薬品を地中に注入し、泥炭岩を粉砕することで天然ガスを放出させます。7月11日にサイエンス誌に発表された権威ある地震研究所の研究結果は、水を地下に注入することで、本来地震の恐れのない地域にも、危険な地震を誘発する可能性があると警告しています。この新たな研究結果の発表は、ジョシュ・フォックス監督のドキュメンタリー映画Gasland(『ガスランド』)の続編公開に重なりました。アカデミー賞にもノミネートされるなど高評価を得、全米でフラッキングを巡る議論を巻き起こすきっかけとなった映画です。新作Gasland, Part 2(『ガスランド 2』)では、天然ガスはクリーンで安全な石油代替資源だという天然ガス業界や政府の説明が非常に疑わしいことを明らかにします。フォックス監督はまた、採掘会社が軍の「心理戦」担当、つまり心理操作の専門家を何人も引き抜いて、ペンシルベニア州の採掘反対派に対抗するために彼らの技術を応用していると認めたことについて語ります。「残念なのは、米国大統領が気候変動について踏みこんだ発言をし、明らかに本気でこの問題に取り組む姿勢を見せているというのに、ガス採掘にフラッキングを使用しては、この計画全体が間違いとなってしまうことです」と、フォックス監督はフラッキングの工事現場で放出されるメタンガスの影響が他の温暖化ガスよりも大きいことを指摘します。「石炭からフラッキングで採掘した天然ガスに移行したところで、環境保護的にはまるで効果ありません。化石燃料使用を減らし代替エネルギーに行く方向で計画するべきです」

  • テキサス州では、州内で中絶を行う医療機関をほぼすべて閉鎖に追い込み、受精20週以降の中絶を禁止することになると批判される法案を州上院委員会が可決し、今日(7月12日)は対決が予想されます。先月に行われた同法案可決への試みは、テキサス州上院議員ウエンディ・デービスの11時間近くに及ぶ長時間スピーチにつづき、反対派が議会の進行をかき消すほど声をあげたことで阻まれました。一方ノースキャロライナ州では、州下院の共和党が、中絶を妨げる規制を自動二輪安全規定法案に密かに滑り込ませようとしています。7月11日、同州下院は、中絶クリニックの閉鎖を目的とした一連の規制を強いると批判される同法案を74対41で可決しました。その条項は、先週同州内でのイスラム教のシャリア法禁止が目的とみられる法案の一部として、公聴会なしで同州上院を通過しました。共和党所属のパット・マクローリー知事は同法案に拒否権を行使すると、強く主張しています。家族計画連盟(Planned Parenthood)セントラル・ノースキャロライナ支部のジャネット・コルムに話を聞きます。コルムは7月1日、同州議事堂で毎週行われる道徳的月曜日(Moral Monday)デモで逮捕されました。

  • ノースキャロライナ州では毎週月曜日の「モラル・マンデー」(Moral Monday)デモが続いており、全米黒人地位向上協会(NAACP)の呼びかけで共和党派州議員の政策に反対する数千名の人々が州議事堂に集まっています。過去10週間で、NAACP同州支部の支部長を務めるウィリアム・バーバー牧師を含む700名の逮捕者が出ました。「この国を変えるためには、南部を変えなくてはなりません」とバーバーは語ります。「南部を変えるためには、州議会を変えなくてはなりませんし、極端な主義を主張するグループは、自分たちの偏った政策を堂々と主張できる環境が消えつつあるのは分かっているのです」

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