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2013年5月9日(木)

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  • 5月9日クリーブランドの裁判所で、若い女性3人を誘拐し、自宅に10年間監禁した容疑でアリエル・カストロの罪状認否が行われました。3人の被害者、アマンダ・ベリー、ジーナ・デヘスース、ミシェル・ナイトは、それぞれ14~21歳のときに行方不明となりましたが、これらの事件につながりがあるとは観られていませんでした。監禁中に生まれたベリーの6歳の娘も共に保護されました。当局の発表では、被害者の3人は時に鎖や綱で繋がれ、食事もろくに与えられず、暴力や性的暴行を受けました。週刊新聞、クリーブランド・シーン(Cleveland Scene)のエリック・サンディ記者に、カストロ容疑者の経歴について、元妻に対し残虐な暴力を振るったにも関わらず、一度も刑務所へ送られなかったことを含め話を聞きます。

  • クリーブランドの誘拐被害者アマンダ・ベリー、ジーナ・デヘスース、ミシェル・ナイトは、容疑者であるアリエル・カストロから何年にもわたり肉体的、性的暴力を受けてきたと見られています。ここにきて、カストロが1993年と2005年に元妻のグリミルダ・フィゲロアに暴行を加えたとして告発されたにも関わらず、警察当局はなぜもっと早くきちんとした捜査を行わなかったのかという疑問が生まれています。裁判記録によれば、カストロはフィゲロアの鼻と肋骨を折り、肩を脱臼させ、歯を1本を折り、脳に血栓ができるほど殴りつけたとされています。「女性と行動とメディア」(Women, Action and the Media)代表で、論集、Yes Means Yes: Visions of Female Sexual Power and a World Without Rape(『イエスだけが本当のイエス:女性の性的パワーとレイプ無き世界へのビジョン』)を編集したジャクリン・フリードマンは、今回の事件を「米国に広く浸透しているダイナミクス、すなわち男らしさについての有毒な見解の極端な例」だと言います。「米国文化全体に見られる現象の典型です。男たちは、男らしさとは女性を力で押さえ込みその人間性を奪うことにあるという考えを仕込まれています。」とフリードマンは説明します。クリーブランドのエリック・サンディ記者にも話を聞きます。

  • ニュー・エラ・ウィンドウズ共同組合(New Era Windows Cooperative)の労働者は、労働者が所有し運営する労働組合による新しい会社の創業を祝っています。約1年前の2012年5月にこの窓製造工場が閉鎖された際、元社員のグループが上司がいないまま独自の窓ビジネスをはじめました。資金調達に成功した彼らは、共同で元工場を買収し、民主的に運営しています。労働者のなかには、2008年にリパブリック・ウィンドウズ・アンド・ドアーズ社(Republic Windows and Doors)が、たった3日前に工場閉鎖の通達を行った際、有名な6日間の座り込みをおこなった人たちも含まれています。この座りこみは全米の注目を集め、組合員は示談により1人6000ドルを受け取りました。2012年に再度、解雇の危機が訪れた時には約65名の社員が工場を占拠しました。オープンされたばかりのニュー・エラ・ウィンドウズ共同組合の所有者で社員の2人と、彼らの闘いを支援した労働運動組織運動家に話を聞きます。

  • 米国の支援を受けたグアテマラの独裁者エフライン・リオス・モントが、アメリカ大陸の国家元首のなかではじめて大量虐殺で告発された歴史的裁判は、最終弁論に入りました。リオス・モントは、1982年の政権掌握後にグアテマラのイシル族の居住域で1700名以上の虐殺を指揮した罪に問われています。グアテマラのオットー・ペレス・モリナ大統領の介入と、軍関係者による裁判官と検察に対する殺害脅迫により裁判は中断された後、再開されました。5月8日、検察はリオス・モントに対し、禁固75年を求刑しました。9日には、弁護側が最終弁論を行うと見られています。グアテマラ・シティより、調査報道記者アラン・ネアンに話を聞きます。1980年代、ネアンは、イシル虐殺における軍の広範な責任について詳細な取材を行ないました。

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