チリのベストセラー作家イサベル・アジェンデは、新著 Maya’s Notebook: A Novel(『マヤのノート:ある小説』)を発表しました。同著はマヤ・ビダルという名の十代の少女が薬物中毒、悲哀、そして歴史と格闘する様子を描いています。フィクションという形を取っていますが、この物語は実際の悲劇に基づいています。アジェンデの3人の継子は薬物中毒に苦しみ、そのうちの2人は薬物が原因で死んでいます。一人は1994年、もう一人は1月前の3月に亡くなりました。小説の中で、マヤはまた、チリの過去の暗い秘密を発見し、民主的に選出された大統領サルバドール・アジェンデを失脚させた1973年9月11日の軍事クーデター後に自分の親戚たちに何が起こったのかのを知ります。イサベル・アジェンデに、この小説、彼女の従兄弟であるサルバドール・アジェンデを失脚させた米国支援のクーデターとの彼女の個人的な関係、チリの詩人パブロ・ネルーダの死因がクーデター政権の諜報員による毒殺かどうかを調べるために、遺体を発掘して調査することになった件について話を聞きます。
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