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2013年4月9日(火)

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  • 動物の権利について調査している人物から、彼が動物虐待を隠し撮りするのに費やした10年間と、その取り組みが今、全米に広がっている一連の法律によって危険にさらされている理由について詳しく話を聞きます。身元を明かさないという条件で話してくれたこの人物、「ピート(仮名)」は、農場や食肉処理場の求人に応募し、そこでの動物虐待を隠し撮りしてきました。彼はビデオ映像を法執行機関や「動物に慈悲を」(Mercy for Animals)などの活動家団体に手渡し、全米規模の抗議に拍車をかけたり、虐待者が摘発されることに一役買ってきました。彼の調査と映像は少なくとも15件の刑事訴訟につながり、いくつかのドキュメンタリーでも使われてきました。しかし今、ピートの取り組みは危機にひんしています。10余りの州の議会が、潜入取材によって家畜の虐待を暴露する人々を標的にした法案を導入したからです。「農業口封じ法」("ag-gag" laws)とあだ名をつけられたこれらの法律は、畜産農家で隠し撮りすることや、動物擁護団体との関係を隠したまま畜産農家の求人に応募することを違法とするものです。また、こうした法律は、活動家らに隠し撮りビデオを24時間以内に提出することを義務付けていますが、これにより活動家は資料を数多く集めたり、調査結果を自力で公表することができなくなってしまいます。

  • 農場と食肉処理場で 犯罪的な動物虐待を隠し撮りして記録に収めることを違法とする、「農業口封じ法」("ag-gag" laws)という通称を持つ一連の法案が全米に広がっています。ミズーリ、ユタ、アイオワを含む五州では、こうした法律をすでに導入しました。アーカンソー、カリフォルニア、インディアナ、ネブラスカ、ペンシルベニア、テネシー、バーモントなど、法制化を検討している州のリストに、最近ノース・カロライナが新たに加わりました。こうした法案の多くは、企業ロビイストらが州法の作成に参画するための機構である「米国立法交流評議会」(American Legislative Exchange Council : ALEC)の支援を受けています。独立ジャーナリストのウィル・ポッターと、「畜産連合」(Animal Agriculture Alliance)の広報責任者であるエミリー・メレディスに「農業口封じ法」について討論してもらいます。

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