« 前  

2013年4月5日(金)

  次 »
  • コロラド州デンバーで開かれているメディア改革全国会議から放送します。約2000人が集まる見込みで、メディアと技術と民主主義がどのように交差するのかを考えます。今年の主要テーマの1つはメディアの統廃合です。新聞各紙が生き残りに必死な中、億万長者のデイビッドとチャールズのコーク兄弟がトリビューン社の買収に興味を示しています。同社の傘下にはロサンゼルス・タイムズやシカゴ・トリビューンなどの有名紙があります。メディア王ルパート・マードックもロサンゼルス・タイムズの買収を検討していますが、この地域ではすでに2つのテレビ局がマードックの所有となっています。メディア改革全国会議を主催する団体フリー・プレスの代表でCEOのクレイグ・アーロンに話を聞きます。

  • 長年にわたりメディア改革を主張してきたロバート・マクチェズニーが新著Digital Disconnect(『デジタルのすれ違い』で、米国の政治の将来は誰がインターネットを支配するかによって大きく違ってくると論じています。「『デジタルのすれ違い』とは何かというと、インターネット神話つまりインターネットが民衆に力を与え民主主義を高揚させるという期待感に対して、現実は巨大な独占企業が政府と結託して私的利益の増進のためにインターネットに期待されていたものを取り去ろうとしているということです」とマクチェズニーは言います。彼はフリー・プレスとメディア改革全国会議の創設者の一人です。同書は次のようなシンプルな主張から始まっています。「資本主義がどう作用し、また作用しないかがが、インターネットが社会に果たす役割を決定する」。

  • 今年3月コロラド刑務所のトム・クレメンツ所長が殺害された事件で、新たな動機が浮上してきました。コロラド・インディペンデント紙によると、エバン・スペンサー・エーベル容疑者が殺人に至った理由は、当初疑われていたような白人至上主義グループへの忠誠心というよりも、むしろ数年にわたって独房監禁の状態におかれ他の人間との通常の接触を阻まれたために精神的な煩悶を抱えていたことが大きかった可能性があります。同誌編集者のスーザン・グリーンに話を聞きます。この調査報道について語るグリーンは長くデンバー・ポスト紙の記者でしたが、コロラド州における重要な政治および調査報道の情報源であるインディペンデント紙を維持・復活させるために企業メディアを辞して転職しました。その理由についても聞きます。

  • 新作ドキュメンタリー映画 Shadows of Liberty(『自由の影』)が4日夜、デンバーのメディア改革全国会議で米国での初上映を行いました。映画はジャーナリストの報道が企業や政府によって封じられた様々な事例を取り上げながら、企業が支配するメディアによる事実の隠ぺいを戦争から労働問題に至るまで幅広く論証しています。一例を挙げると、CBSは、ナイキがベトナムの工場で労働搾取を行っていることに関するロベルタ・バスキン記者の調査報道番組の再放送を拒んだそうです。

Syndicate content