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2012年11月15日(木)

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  • 非公式の停戦を破って、死傷者を出す攻撃を続けているイスラエルは、さらにガザ地区への地上からの侵攻をほのめかしています。これまで赤ん坊1人と双子を妊娠中の母親一名を含む、少なくとも13名のパレスチナ民間人の死者が出たほか、100名以上が負傷しています。イスラエルは、パレスチナからのロケット弾を阻止するために攻撃を開始したと言っていますが、今回の抗争は、先週、イスラエル軍がガザで少年を殺害したことがきっかけとなっています。11月10日にパレスチナ武装勢力がイスラエルとガザの境界線付近で、イスラエル軍の車両に発砲してから、戦況はさらに進んでいます。パレスチナ武装勢力は11月12日、非公式の停戦に応じましたが、11月14日のイスラエルの攻撃によって、静寂は2日で終わりました。今回のガザへの攻撃は、約4年前に1300名のパレスチナ人が殺された、米国支援を受けた作戦以来、最大のものです。ガザよりジャーナリストのムハマド・オマールに話をききます。

  • ウォール街占拠運動から派生した一派が、新たに「ローリング・ジュビリー(Rolling Jubilee)」と呼ばれる運動をはじめました。これは、抵当流れで多くの場合1ドル当たり数セントの値になっている債権を金融会社から買収し、負債主が返済せずにすむよう帳消しにするというものです。元々の負債主には、返済を免除するという証明書が渡されます。通常は金融会社が二束三文で債権を第三者に売却し、買った相手はそれを回収するかまとめて転売します。しかし「ローリング・ジュビリー」活動家の話では、この運動は「互助と、善意そして集団的拒否に基づいた活動を通じて、不特定の債務者を借金から解放する」ことをめざします。11月15日の晩に反負債運動をつづけるために開かれた、ニューヨークでの慈善コンサートのチケットは完売でした。同グループによれば、これまでオンラインの寄付を通じて12万9000ドルが集まっており、これは債務不履行となった、約250万ドル相当の債権を買収するのに十分な金額だそうです。ニュースクール大学の社会学部博士過程で学びながら、「ローリング・ジュビリー」の組織も手伝うパメラ・ブラウンに話を聞きます。ブラウンはオキュパイ・サンディの活動にも参加し、スーパーストーム・サンディで大きな被害を受けた被災者のために、地元による救援活動を行っています。

  • 11月第3週にニューヨークで行われた講演で、受賞歴のあるジャーナリストで作家のナオミ・クラインは、スーパーストーム・サンディ後の再建がなぜ、革新的変化へ動き出すための実は素晴らしいチャンスなのかを説明しました。ネイション誌に掲載されたクラインの最新記事は「スーパーストーム・サンディで人々は目を覚ますか?」です。クラインはベストセラーとなった『ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く』の著者で、現在は気候変動に関する本を執筆中です。

  • 写真家ジェームズ・ベイログが、気候変動をいかにフィルムに捉えているかを描いた新しいドキュメンタリー映画が製作されました。この作品では、北極をはじめとする数地域に微速度撮影カメラを20機以上設置し、氷河融解の様子を記録しました。『不都合な真実』に匹敵する作品との評価も受けるこのドキュメンタリーは、気候変動やその他の人間の活動による地球への影響を、視覚的に後世に残そうという長期撮影プロジェクト「氷河調査」(Extreme Ice Survey)でのベイログの仕事を追っています。ベイログと、監督のジェフ・オロフスキに話を聞きます。写真家として受賞歴のあるベイログは、自然と人類の関わりを中心に撮影してきました。ベイログには最新作Ice: Portraits of Vanishing Glaciers(『アイス:消えゆく氷河のポートレート』)を含む7冊の著書があります

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