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2012年10月25日(木)

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  • サンクエンティンの州刑務所の元所長ジーニー・ウッドフォードに、カリフォルニア州の死刑を廃止する住民投票提案34を支持すると公表した経緯について話を聞きます。カリフォルニア州は、財政危機と格闘一方で、米国の死刑囚人口約1/4を収監していますが、独立系アナリストの試算によれば、死刑を廃止することで年間1億3000万ドルの税金を節約できるといいます。最新の世論調査では、住民投票提案34不支持が僅差で勝っているものの、かなりの数の有権者はまだどちらに投票するか決めていません。ウッドフォードは、個人的には死刑制度には反対だったものの、サンクエンティンで4件の死刑を監督しました。サンクエンティンを離れた現在は、「カリフォルニア州死刑制度を見守る会」(Death Penalty Focus of California)の会長を務め、死刑に代わる選択肢についての知識を広める運動をしています。

  • カリフォルニアの三振即アウト法では、過去2度以上特定の罪で有罪判決を受けた者が、再度重罪で有罪を言い渡された場合、3度目の罪が非暴力的なものであっても必ず、終身刑を含む25年以上の処罰を受けるとされています。これは全米の刑法でも最も厳しいものだという批判もあります。これまでズボンを一枚盗難、万引き、小切手偽造、貧困者向けのスープキッチンへの押し入り、という罪で終身刑が言い渡されてきました。他州にも三振即アウト法は存在するものの、窃盗や薬物所持などの軽犯罪と見ることもできる非暴力的犯罪にも終身刑が適用されるのはカリフォルニア州だけです。スタンフォード大学法学部の「三振アウト・プロジェクト」(Three Strikes Project)代表を務め住民投票提案36を共同執筆したマイケル・ロマーノと、元上級裁判所判事ラドリス・コーデルに話を聞きます。

  • 米国境警備員の手による死亡事件が大幅に増える中、米国土安全保障省が長いあいだ待ち望まれていた、警備員の武力行使について調査をはじめることに同意しました。2010年以降、少なくとも18人が国境警備員に殺されています。そのうちの一人、バレリア・“マニーケ”・タチキンは、9月28日白昼、カリフォルニアの、メキシコ国境から数マイル北の地点で、米国境警備員に殺されました。タチキンは米国の市民権をもち、5人の子どもの母親でした。タチキンの遺族は国境警備員を相手取り、不法行為による死亡で訴訟を起こしています。被害者の父バレンティン・タチキンと、「南部国境地帯コミュニティ連合」(Southern Border Communities Coalition)会長で、「サンディエゴ同盟」(Alliance San Diego)の人権保護部長も勤めるクリスチャン・ラミレスに話を聞きます。

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