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2012年10月5日(金)

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  • 米国のアフガニスタン侵攻から11年、帰還した故国での目に見えない戦争の傷について検証します。この戦争が始まったのは2001年10月7日、9.11同時多発テロ事件から1カ月も経たないうちでした。開戦以来、少なくとも2000人以上の米兵が死亡しました。アフガニスタンとイラクで戦った米軍兵士は約240万人。この戦争の精神的代償はいまも積み上がっています。昨年、退役軍人援護局がPSTD治療を行ったイラク・アフガニスタン復員兵は10万人近くに上り、自殺した兵士の数は今年、史上最悪になっています。コロラド・スプリングスのフォート・カーソン(基地)では、兵士の40%もが軽度脳損傷を負っていたにもかかわらず陸軍の健康診断には報告されていなかったことが、全米公共ラジオ(NPR)とプロプブリカの共同調査により2010年に判明し、兵士の精神衛生上の問題に関する司令官たちの管理が適切だったかどうか厳しい目が注がれることになりました。一方2009年にはコロラド・スプリングス・ガゼット紙が"Casualties of War"(戦争の犠牲者)と題する驚くべき連載を発表しました。その筆者が今日のゲストの1人、調査報道記者デイブ・フィリップスです。彼の著作"Lethal Warriors : When the New Band of Brothers Came Home"(死の戦士:現代のバンド・オブ・ブラザースが帰還した時)は、第二次世界大戦における米軍のパラシュート歩兵連隊の軌跡を描いた人気テレビドラマ(原作はノンフィクション)に引っ掛けて、第1回イラク派兵から兵士たちが帰還した際、コロラド・スプリングス一帯がいかに暴力の嵐につつまれたかを描いています。また、元陸軍軍曹で退役後は退役軍人のための運動や調査を独立して行っているジョージ=アンドレアス・ポガーニーと、アフガニスタン戦争から復員し反戦イラク帰還兵の会(IVAW)のコロラド地区オルガナイザーのグレアム・クランプナーにも話を聞きます。デモクラシー・ナウ!は現在全米巡回中で今日は5つの主要軍事施設──フォート・カーソン、ピーターソン空軍基地、米国空軍士官学校、シュリーファー空軍基地、そしてシャイアン・マウンテン空軍基地の拠点であるコロラド・スプリングスからの放送です。

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