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2012年10月1日(月)

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  • 2012/13年度を迎えた米国最高裁では、重要かつ大きく意見の分かれる問題の訴訟が多数行われる見込みです。前年度は、1つの訴訟が決定的でした。オバマ大統領肝いりの医療費負担適正化法(Affordable Care Act)が5対4で合憲と判断され、1960年代以来最大規模の医療保険制度改革への道を開いたのです。今年度は、アファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)や同性婚、国際的な人権侵害に対する企業の説明責任や選挙権など、重要かつ大きく意見が分かれる問題についての裁判が多数行われる見通しです。本日は、市民団体「正義のための同盟」(The Alliance for Justice)代表のナン・アロンに話を聞きます。

  • 外国で起きた人権侵害の生存者が米国の法廷で企業を訴えることが出来るかどうかという重要な訴訟で、最高裁の2012/13年の新年度が本日、始まります。この裁判の焦点は、ナイジェリア人活動家らの殺害と拷問に石油大手シェルの親会社ロイヤル・ダッチ・ペトロリアムが共謀したとする告訴です。この「キオベル対ロイヤル・ダッチ・シェル」訴訟を、政治資金をめぐるシチズン・ユナイテッド判決と比べる専門家もいます。最高裁は2010年、米国憲法修正第1条のもとで企業には広範囲な権利があり、政治運動に直接献金することもできるという判決を下しました。今回の訴訟では、企業が国際法違反について個人と同等の責任があるのかどうかの判断を、裁判所が迫られています。最高裁の判決は、下級裁判所で審理されているほかの数多くの人権訴訟にも影響を与えることになるでしょう。本日は、ニューヨークから憲法上の権利センター(Center For Constitutional Rights)の法律顧問バハー・アズマイに話を聞きます。

  • リッチモンドからお送りする今放送で、バージニア州の多くの妊娠中絶医院を閉院に追い込む可能性のある新法案を取り上げます。先月可決された通称「中絶医療つぶし規制(Targeted Regulation of Abortion Providers)」法、もしくは「TRAP」法は、中絶を行う医院に総合病院と同様の建築基準を求めるものです。建物を修繕できない医院は閉院となるため、中絶手術への規制をするための見え透いた法案だとの批判が上がっています。中絶を行う医師に特別な条件を課す同様のTRAP法により、ミシシッピ州の最後のクリニックが脅かされており、またテネシー州では最近、医院が閉院に追い込まれました。バージニア州の新法案成立を先導する長年のバージニア州司法長官のケン・クッシネリは、来年の州知事選への出馬を表明しています。本日は、州の新建築基準を満たす準備をするまでの2年間の緊急免許を取得したキャピタル・ウィメンズ・ヘルスクリニック院長のシェリー・エイブラムスに話を聞きます。

  • 30年間に及んだウラン採掘禁止措置を解除しようとする核産業の活動に対して、バージニア州の住民が団結しています。禁止措置はウラン価格が上昇し始めた最近まで、問題視されていませんでした。バージニア州の住民は、ウラン採掘による飲み水、大気環境、農作物、漁業そして観光産業への悪影響に懸念を表明しています。すでに発見されているウラン鉱脈での採掘を許可することにより、州内各地での探査の道が開かれることになると、住民は述べています。バージニア州の主要都市ほぼすべてで、採掘解禁への反対決議が可決されています。本日は、バージニア州環境品質当局の元主任で、現在は州全域の連合団体「禁止を存続せよ(Keep the Ban)」の環境コンサルタントを務めるロバート・バーンリーに話を聞きます。

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