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2012年9月21日(金)

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  • 1年前の今日、ジョージア州は多くの人が有罪判決に疑問を抱くトロイ・アンソニー・デイビスの死刑を執行しました。警官マーク・マクフェイルを殺害した容疑で有罪にした証拠には重大な疑義があり、とりわけ警察以外の目撃証人の9人中7人までもが証言を撤回しているというのに、2011年9月21日に死刑が執行されました。死刑執行の延期を求めるデイビスの最後の訴えが連邦最高裁に認められるかどうか世界が注視する中、デモクラシー・ナウ!は報道機関で唯一、ジョージア州ジャクソンの刑務所敷地から生放送を続けました。6時間に及んだ特別番組で、私たちは1日中寝ずの抗議を続けていたデイビスの支援者たちや家族の声を伝えました。やがて、午後11時8分に毒物注射による死刑が執行されたとの知らせが入り、執行に立ち会った人たちの話も聞きました。

  • ジョージア州ジャクソンでトロイ・デイビスが処刑された夜、私たちの特別番組に登場したトロイの妹キンバリー・デイビスら3人の方々に話を聞きます。「私にも私の家族にも辛い時ですが、兄はいつも私たちが戦いを継続し、信念をまっとうするよう望んでいましたし、私たちはその通りにしてきました」とキンバリー・デイビスは言います。テキサス州は9月20日に今年8人目の死刑を執行しましたが、カリフォルニア州では死刑廃止の州民投票を11月に行うことが決まっています。トロイ・デイビスの遺したものや、彼の事例がどのように死刑制度反対運動を勢いづけてきたかを、ベンジャミン・ジェラス全米黒人地位向上協会(NAACP)会長、ならびに国際アムネスティ米国支部のローラ・モイエと話し合います。「人を殺してもいないのに米国で死刑に処せられたのは、トロイ・デイビスが最初ではないし、最後でも無いだろうということを私たちは知っています」とジェラスは言います。モイエは、ロイ・デイビスに比肩すると見る人の多いミズーリ州の死刑囚レジー・クレモンズの最新状況を紹介します。

  • イタリアの高等裁判所は、米国の「特例拘置引き渡し」措置によるイスラム聖職者の誘拐事件で起訴されているCIA工作員23名の控訴審で、有罪という原判決を容認する決定を下しました。アブー・オマール師は2003年、ミラノの路上で身柄を拘束されイタリア国内及びドイツ国内の米軍基地に移送された後、エジプトに送られました。アブー・オマールはそこで4年間収監されて拷問を受けました。被告となったアメリカ人は、米国が身柄の引き渡しを拒んだために全員が欠席裁判で有罪となりました。今回の判決は、テロ容疑者の身柄を拷問を許容する国に引き渡すというCIAの措置をめぐる裁判に関して、第一審が世界のどこで行われていようと上訴を受け付ける司法制度によるものです。ただし2008年当時には大統領候補だったバラク・オバマも、拷問と特別引き渡し措置を明白に非難していたのです。このオバマ発言から4年が経って、米国では今や拷問の刑事免責は二大政党のどちらもが認める政策になっていると、本日のゲスト出演者は言います。ウィスコンシン-マディソン大学で歴史学を教えるアルフレッド・マッコイ教授はTorture and Impunity : The U.S. Doctrine of Coercive Interrogation(『拷問と刑事免責:米国の強制的尋問主義』)の著者です。

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